昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

お世辞を言われたい人、お世辞を嫌がる人

 世の中には大人になってもお世辞を言われたい、あるいは常に持ち上げられていれば楽しく過ごせる人がいます。自分に耳の痛いことを言うような人は有能な人でも簡単に遠ざけ、周りをイエスマン、自分の思い通りにさせてくれる人だけ側近に置き、国民や考えてあげるべき人のことより、自分(や利害関係者)のみのことだけ自然に考えてしまう。テレビや映画だけのことかと思いきや、実際にも似たような人がいるとお思いの方は多いのかもしれません。

 トランプさんは実際にはそのような人ではないのかもしれませんが、一見そのような人に見え、バイデンさんになって復権を果たす人もいらっしゃるようです。そして心にもない歯の浮くようなお世辞を言え、自分の信条(は立身出世のみ?)より自分の立身出世ばかり考え、周りの人を不幸にしても全く意に介さない人ばかりで周囲を固め、結局はその組織や考えてあげるべき人たちを破綻に追い込むわけですね。しかしそこまででなくても、皆さんご存知の”人間心理の弱点を辛辣に捉えた寓話”「裸の王様」のような方に思い当たる人はいらっしゃると思います。

 さて、お世辞を言われる、あるいはほめられるのを逆に嫌がる人もいらっしゃるでしょう。褒められてもお世辞を言われていると思い、また褒められるようなことはしていないし、まだまだ先を見据えて努力していかなければいけない、ここにいる自分はまだまだだし、褒められてもなぐさめられているだけとくらい思っているかもしれません。そういう人は褒められたり、お世辞を言われたりするのを嫌がるのは当然のことかもしれません。しかし、まあそのような嫌がる人が褒められることが多いかと言えば、あまり脚光を浴びない人である可能性もありますね。だから褒められることが多い人は華のある人といえましょうし、お世辞を言われるのが多い人も華のある人かもしれません。トランプさんもこの類の人かもしれません。

 ただやはり、私にはお世辞ではなく褒められる人で、さらにお世辞も嫌がる人が最も良い人であり、先頭に立って指導してほしいリーダー像と思います。今年巨人はソフトバンクに2年連続たたきのめされました。ここにきて様々な人の評論を目にしますが、原監督への辛辣な発言も多いようです。広岡さんは私の尊敬する監督の一人ですので、この発言は重く受け止めるべきだと思います。

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 原監督をはじめとするコーチ陣がこのような重鎮の言われることを、”ああまたご老人がいつも同じことを言っている”と思わず、気を引き締めて選手を指導され、華はあってもお世辞を嫌がり常に向上心を忘れず技術を磨くような選手を育てあげれば来年は少なくとも良い試合ができるのではないかと思います。これからキャンプまでの編成と、疲れをしっかりとった上で選手のオフの過ごし方が大事と思います。来年のセリーグ交流戦(できるかな?)・巨人の見違える変貌を大いに期待したいと思います。

「東京タラレバ巨人軍」と「点と線」ー日本シリーズ総括ー

 巨人ファンの恐れていたとおり、今年の日本シリーズも4連敗。昨年の4連敗のことはよく覚えていませんが、菅野投手が故障していて最終戦に登板できたのみでしたし、阿部選手、亀井選手など複数の選手もホームランを打つなどしているので、今年よりかなりましな印象でした。しかし、今年はひどい内容で巨人ファンのみならず、ホークスファン、セリーグファン、プロ野球ファンなど野球に関心のある方はがっかりされたのではないでしょうか。確かに今年も、去年通用したメルセデス投手がケガ、ホームランを2本打った亀井選手がケガからの直前復帰で本調子でない、中川投手もギリギリ、前半活躍したパーラ選手もケガ、陽選手も不調でいない?など、終盤の成績は選手もそろわず、調子もあまりよいとはいえず、とても日本シリーズに上がれるような成績でなく、CSに出たら敗退するようなレベルで、最初から苦戦は見えていました。

 しかし、原マジックでこの劣勢を跳ね返し、最終的には負けたとしても、昨年よりはよい勝負ができるのではないかという期待がありました。第一戦、菅野投手で負けましたが、最初のうち千賀投手のフォークボールを見極めたり、大城選手のファール連発で粘ったりよいところもあったのですが、第2戦以降も、特に終盤負けているような得点圏で同点・逆転打などを打つことがほとんどなかった勝負弱い選手もクリーンアップで使い続け、あるいは第一戦でその後先発で使えるか偵察で使い?、使えそうだった戸郷投手をその後も先発で使わなかったなど、敗因は横綱相撲ができるようなチーム状況ではないのに、4回負ければ終わってしまう短期決戦で後手後手の受けて立つ勝負をしてしまったことにあると思います。ペナントレースでめまぐるしく巧みな用兵術を行った原監督らしくない采配だったなあと思います。野村監督や落合監督ならこのようなストレート負けはなかったのではないかと書かれた記事もあり、私もそのとおりだと思いました。

 こうしていたら……、ああすれば……、と東京タラレバ娘のような妄想を巨人ファンはきっと思ったことでしょう。さらに原監督の敗戦の弁の中で驚いたのは、「1番、2番が機能しなかった。全てにおいて、われわれは劣っていたということでしょう、菅野選手に『行きなさい』とは言えないですよ。」という言葉でした。通常であれば、敗戦の大将の弁としては「(私の責任だが)打線を機能させることができなかった。選手の力が劣っていたとは考えていないが、私やコーチ陣の采配や指導の未熟さで力を発揮させることができなかった。菅野投手には悔いのないよう、自分の選んだ道(大リーグへのポスティングなど)をしっかり歩んでほしい。」というようなものが名将の候補となる弁であり、とても立派な指導者の談話とは思えません。

 40人使える選手がいたわけですから、とっかえひっかえでもよいから調子のよい、意気に感じそうなかき回せる選手を起用する努力をしてもよかったのではないかと思いますし、もっとセーフティバントでゆさぶったり、徹底した右方向(左打者であれば左方向)やセンター返し、ヒットエンドランや盗塁など工夫して積極的采配を振るうべきだったのではないでしょうか。ただ作戦なく?「意地をみせろ」と選手の責任となる?ように、自分の理想と思う打順で?ふつうに?打たせたりしても王者のソフトバンクは色々と考える必要もなく楽に戦えるだけでしょう。若い選手はよい経験になったでしょうが、シーズン中から打線が”点”でホームランなどで稼ぐことが多く、欲しいところでタイムリーヒットが続くような”線”としてはつながらないチームの末路だなと思いました。

 巨人はこれからまた短絡的に?FAでこれから下り坂に向かうかもしれない(ちょっと失礼かもしれませんが、巨人に来た大半のFA選手がいままで以上の成績を上げたのをあまりみたことがありません。私の納得するような活躍をしたのは、落合選手、小笠原選手くらいですね。)選手をとってこようとしていますが、これではまた来年も難しいなと思われている方も多いのではないかと思います。ホークスも最近はずっとFAを利用していません。勝てる裏付けをもった選手獲得・育成術、ただパワーだけでない柔よく剛を征すような来年以降のニュー巨人軍に大いに期待します。

想定外・ピンチをチャンスに、火事場の馬鹿力と日本シリーズ

 多くの野球評論家が予想されたように、ソフトバンクが2連勝と実力を発揮しています。野手も投手もパワー負けしていると評論家の皆さんは言われています。選手層の暑さの差に関しても指摘されていますね。

 また第一戦で掛布さんなど複数の評論家が言われているように、コントロールが定まらず、球数が多くなっていた千賀投手を丸選手がノーツ―でボール球に手を出してゲッツーになった場面も大きかったでしょう。見送ればボールで、その後おそらく球をしっかり見極めればフォアボールになっていたでしょう。そうすると0アウト満塁で、その後の押し出しなども予想され、球数が多かったことから工藤監督は当初の予定を崩され、中継ぎ陣を早めに出さざるを得なかったでしょう。短期決戦では想定外のことが多ければ多いほど、有利になったり不利になったりして、致命的になることが多いと思いますので、この場面が転換点で巨人の2連敗につながったと考えられるのではないでしょうか。

 さて2連敗した巨人がこの後も昨年と同じ二の舞となるのか、はたまた意地を見せるのか私は巨人ファンなので後者を望んでいます。ではどうしたら巻き返せるのでしょうか。私はパワーではソフトバンクが勝っていると思いますが、技術では巨人が負けているとは思いません。巨人は日本シリーズで3連敗のあと4連勝をしたり、後半までの7点差をひっくり返して勝利するなど、逆境を跳ね返し何度も栄冠を手にしています。それではどうすればよいのか、私はやはりネットの記事でも書かれていましたが、現状の戦っている様子はロッテ(以前言われたことで現在のロッテのことを言っているわけではありません。)よりも弱い、あるいはパリーグセリーグのどのチームよりも弱いと言えるのかもしれません。ということは、監督・コーチなど指導者や巨人ファン・巨人OBの評論家が巨人のことをけちょんけちょんにけなし、選手の奮起を促すことが勝つことにつながるのではないかと思います。人間は技術さえ持っていれば、あとは気力ですし、技術をすぐに上げようと思っても短期では上がりません。僕は第1、2戦の岡本選手や坂本選手をテレビで見ていたら、顔面が紅潮し、相当悔しい思いをしているのではないかと感じられました。これを集中力・瞬発力に変えればおそらく逆転して4勝することも可能ではないかと思います。

 また、残念ながら現在の打順は機能しているとは思えず、丸選手を1番にしたり、キャッチャーを炭谷選手に変えるなどの荒療治が必要だと思います。このように言ってしまって大変申し訳ないのですが、ペナントレースでも丸選手が起死回生の一打を打ったことは少なかったように私は思います。残念ながら現時点の本人の心境を想像すると技術のある丸選手にポイントゲッターとなっていただくには、大きな気分転換が必要だと思いますので、特に1回などでは無心に打てる1番がよいのではないかと思います。第3戦のスターティングメンバ―は1番丸、2番松原、3番坂本、4番岡本、5番ウィーラー、6番大城、7番中島・陽・亀井、8番吉川尚、9番炭谷かなと思います。左ピッチャーなので2番や8番は増田大選手、6番、7番は石川選手でもよいかもしれません。

 ただベンチでの雰囲気は私にはわかりませんので、第2戦までの敗戦で悔しさがあふれて火事場の馬鹿力が出そうな選手を首脳陣が選ぶべきだと思います。短期決戦ですから、実績があっても調子を落としている、(いらっしゃらないかもしれませんが)気力が感じられない選手は使うべきではなく、冷静に状況を判断できる、ピンチをチャンスに感じられるような選手を先に使い、打線が軌道に乗ったらその後は雰囲気に乗りやすい選手を使う、流れに逆らわないような選手起用を原監督に望みます。まあ私が考えるようなことは首脳陣はすでにミーティングで話しているようなことだと思いますが、何とか手に汗握る、柔よく剛を制すような面白い日本シリーズにしていただきたいです。

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自分ファーストと周りの人ファースト

 世の中には自分自身が偉いと思っている自分ファーストな方と、アピールしなくても自然な振る舞いで”ああこの人は偉いなあ”と思われる周りの人ファーストな方がいます。

 確かにプレゼンテーションなどでは自分の案を採用してもらうために、自分が有能であり優れた案であることをアピールする必要はあるでしょう。また採用が決まるような短時間の面接では自然なたたずまいだけで、それぞれの人のよさは伝わらないと考えた方がよいでしょう。自分ファーストにならなければならないときがあることも事実でしょう。しかし日本では派手なパフォーマンスで、あるいはあからさまに、不必要な物言いやわざとらしい牽制行動などで存在感をアピールすることは嫌われます。”男はだまって勝負する”などの言葉はそのようなことの現れではないかと思います。日本ではやたらと不必要なことを発言せず、大事なときに重要と思われることを一言発言するだけで周りをうならせる人のほうが好まれていると思いますし、そのほうが周りの組織や人の発展にもつながると思います。

 さてアメリカではどうなのでしょうか?アメリカの前トランプ大統領(まだ退任していないようですが)は派手なパフォーマンスで自分の存在感をやたらアピールすることはいうまでもありませんが、その下品ともとられかねない振る舞いから、アメリカでも嫌う人は多いと言われています。同じ共和党内でもそのたたずまいや行動からか、支持していない人もいるようです。しかしアメリカ人の身振り手振りが大げさなしゃべり方と日本人の静かなしゃべり方に違いを感じる方も日米問わず多いと思われ、アメリカ人の男性は日本人女性の奥ゆかしいたたずまいに衝撃を受け、恋してしまう方も多いと聞きます。

 バイデン現大統領は古き良きオーソドックスな指導者だと評価され、現在の悩み多きアメリカの問題点を解決してくれると考えている人は多いのかもしれません。私たちがテレビで見ていても、トランプさんとバイデンさんを比較すると、前者が派手なパフォーマンスで自分の存在感をやたらアピールする人であり、後者が自然なたたずまいでアピールできる人という気がします。ただバイデン大統領はこれからが正念場で、果たして一つ一つの問題点を解決していけるかどうか、特に国民全体が悩んでいるコロナ禍を鎮めることができるか、トランプさんの失政と思われることを直してよいものにできるのか、パフォーマンス方法などの違いはさておき、まだまだ国民の心配は尽きないと思います。

 私はトランプさんはやはり自分の悪いところ、足りないところを補ってくれるような自分にとっては耳が痛いことを言ってくれるような側近を全て解任したりして遠ざけ、独善的な政治を行ったことが退任につながったと思っています。小池都知事都民ファーストと言われていますが、トランプさんを見ていると、マスコミの報道にもよるのでしょうが自分ファーストにしか見えません。安倍前首相・菅首相の路線もこのような路線に近いものを感じさせ、自分の都合の悪いものは排除する、単なる自分ファーストに見えます。もし国民や人民ファーストだと言うのであれば、自分の都合の悪い人を任命しなかったり、解任したりしたときに、この方はこういう理由で国民のためにならないので解任した、異動させたという明確な理由を述べることができるはずですが、自分にとって都合の悪い人物(自分に対して批判的など)だったので遠ざけたなどとは言えないので、明確な理由を述べることができないのでしょう。

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 しばらく前の上記のブログでも似たようなことを書きましたが、子どもだましの政策ではなく、自分より優れた人(などいないと思っているのかもしれませんが)にも通用するような政策をさりげなく実行できる人が全世界で活躍することを望みます。それには周りをイエスマンで固めるのではなく、耳の痛いことも言ってくれる真の”ブレーン”を近くに置くことが必要だと私は思います。

 

 

「ケチは無駄なお金を使わない」と国家のお金

 皆さん、こんばんは!先週は仕事が立て込んでいたのでさぼってしまいました。まだまだお仕事は負債が山積みですが、今日はブログを更新したいと思います。

 皆さんはケチでしょうか?私は将来の余裕があるわけではないので、基本的にケチだと思います。しかしケチですが、必要なもの、必要なことにはお金を使おうといつも思っています。自分や家族が楽しめる、必要なものやことなどに関してお金を使わないと人生の意味や希望や潤いもなくなってしまうと思います。

 石立鉄男さんのドラマシリーズで「気になる嫁さん」というものがありましたが、その中で石立さん演じる文彦はどケチで、儲けることしか興味がなく、喫茶店にいっても、つまようじや角砂糖を持って帰り、お茶も出がらしまで使い切り、会社の冷暖房もケチり、節約や、部下への待遇の悪さの度が過ぎて、ついには部下に逃げられてしまいます。しかし、この文彦は自分はどケチであるにも関わらず、なんだかんだ言いながら、家族の危機や旅行、兄弟の留学、合宿費用などには渋々だという様子を見せながらも、必要と考えた時にはけちけちせず、気前よく十分なお金を渡すのです。私はこれを見て、当時は「自分もこうあらなくてはならない」とまでは思いませんでしたが、自分のお金の使い方には今も影響を与えているなと思っています。はっきり「気になる嫁さん」の中だったか記憶は確かではないですが、富士真奈美さん演じるやはりケチな八重子さんが、自分のことを山内一豊の妻に例え「山内一豊の妻はケチとは違うんですからね」と言われてお金を使ったのを思い出します。

ja.wikipedia.org

 これらの例では、自分がケチでも自分で貯めた用意できるお金を大切な人のために使っているわけであり、山内一豊の妻以外は架空の人物ですが、見習わないといけない点が多々あると思います。

 ところが週刊誌でも騒がれているように下記の記事でも、防衛省の土地売買交渉において税金での買収に際し、加藤官房長官は私的な関与が疑われており、前安倍総理もアベノマスクで同様に私的な関与を疑われています。

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 これらのことでおわかりのように、後半の話は、自分たちで用意したお金ではなく、国民から徴収した巨額の税金を使い、しかも必要があったのか?ということで問題となるわけです。ケチケチとせず大判振る舞いのように見えますし、さらに恩恵を得るはずの国民のためとなっているのかかなり疑問が残るのではないかと思います。日本は最大?の借金を抱え、さらにコロナ禍で借金はさらに膨らんでいると聞いています。ここは文彦・八重子のように税金をケチケチと適切に、必要なところに家族(国民)のためにしっかり使うことが重要なのではないでしょうか。

 また会計検査院はこのようなところはお仕事の範疇ではないでしょうから、しっかり地検特捜部?などが不正を正し、正せないのなら国の機関(省・庁など)を分割し、独法化?しても難しい場合は、民営化して日本の優良企業にまかせ、健全経営できるようにしたらいかがでしょうか?おそらく放漫経営や私的な関与をすれば、会社に損害を与えたとのことで、訴追されやすくなり、緊張感を持ったお金の使い方になるのではないかと思います。近い将来日本を強く豊かにするために、心ある方が時代に合った良い政治をされることを切に望みます。

ドラフトの運、不運

 2020ドラフトも終わり、ジャイアンツも優勝が決まりほっと一息ついている巨人ファンは多いと思います。コロナ禍で楽しみも少なく、仕事などのストレスの発散が十分できない方も多いと思います。私はドラフトが好きで、今年も時間的にはゆっくりは楽しめませんでしたが、今年になっていろいろなこともわかり、たくさん楽しめました。昨年はドラフトについてたくさん書いていますので、下記のような2つの記事の抜粋を取り上げてみます。

 「メディアで有名な選手を取れたら成功と判断し、採点で得点を高くしているのをよく見かけますが、本当の(名スカウトの判断する)力量とメディアや我々が判断する力量とは違うものであり、数年後以降に成功失敗がはっきりわかるわけで、ナンセンスだと思います。内外野投手捕手バランスよく指名しているから成功と判断しているのもよく見かけますが、その年によって素質のある候補のばらつきもあるでしょうから、2-3年間単位で考えるべきです。その年に他球団より将来性・力量のある選手を多く取ったのが成功といえるのではないでしょうか?もちろん、そのためには見抜く力の長けた人たちをドラフト会議のために配置することが球団にとっては最も重要なわけですが.......」

prokenkougiants.hatenablog.com

「今年もドラフトの採点をいろいろな方がつけており、やはり下馬評に従って採点を高くしている方が多い印象があります。5年後10年後、どの選手が活躍しているのでしょう。それを予測できるような評価をしている方が私は真の鑑識眼のあるプロフェッショナルな野球評論家だと思いますので、どなたがそのような予測ができたのかを5年後10年後にぜひ見たいなと思います。」

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 最近はあまりテレビなどであまり見かけませんが二宮清純さんが、数年前にすでに私と同じような考え方をされているのに最近気づきました。ということは似たような考えをされている方は多いのでしょう。

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 私が今年思ったのは、くじ運が強ければ運がよいのではなく、当たればその選手が活躍し、外れても当たりの選手より逆に外れて指名した選手のほうがより活躍したりすれば、それが本当の運と言えるのではないかと思います。びっくりしたのですが評論家の採点の中には、巨人の点数が悪いのは、その理由の一部に「くじ運が悪かった」ということを挙げている方がいらっしゃいました。

 阪神の矢野監督は、一位でくじを当てたにも関わらず、「思ったように選手を指名できなかった。また思わぬ選手が指名されずに残っていたので指名した。」というような発言もされています。もちろんこれも、後々指名できなかった選手より、指名できた選手のほうが活躍すればやはり運があったということになります。ジャイアンツの原監督ははずれ一位の平内選手が単独指名となり、ほっと一息ついたのかにっこりされたようです。はずれた佐藤選手と同様の評価をされていたのかもしれません。佐藤選手より平内選手が活躍すれば、運がよかったということになるわけですよね。中日に指名された高橋投手は慶応大学が不合格だったから(と思いますが)、プロへの道を選択し、地元の球団に最高評価されて一位指名となっています。高橋投手にとっては、4年後にプロに進むのか、同様の評価を得られるのかなどもわからず、もしかすると不合格だったことで運が開けたのかもしれません。

 自分自身のことを考えても、いままで何が運がよかったのか、何が不運だったのか、高校、大学の合格不合格や、就職先などの選択を含めて、全くわかりません。人との出会いなどを含めこれらで大きく違ってきたでしょうね。このように運と不運は隣合わせであり、個人にとっては一生を終えるまで何が運がよくて、何が不運だったかはすぐにはわからないと思います。

 一方、私は各球団がどのように選手を評価し、どのように指名していくのか、どの球団も同様な方法なのか大変興味があります。各球団がどのように指名していくのかはよくわかりませんが、私は自分たちの評価を信じ、ポジション別に優先順位のリストを作るのではなく、全体で評価した順番に指名していく方がよいと思います。左投手だ、右投手だなどと分けても、良い投手は左打者だろうが右打者だろうが抑えるのですから。また投手から野手にコンバートされた方も多いですし、野手なら外野から内野、内野から外野などたくさんの選手がコンバートされたり、あるいは両方守れていますし、さらには二刀流まで登場しているわけですよね。これらのことから考えると、各ポジションの穴を埋める選手を見つけようとするより選手の総合的能力を見極めることだと思います。球団の運不運はこの指名評価・指名方法にも関わるでしょう。もちろん、予定していた指名順位を間違うと、思っていた指名と全く違った陣容になってしまうので、各球団の評価に関する情報網をいかに張り巡らせられるかも運不運の重要なファクターですね。矢野監督の発言はおそらくこれに関わるものでしょう。

 私は死ぬまでにドラフト前の各球団の会議にオブザーバーとしてでも出席させてもらうことが夢です。本当にワクワクして楽しいでしょうね。死ぬ前にきっと思い出すことのひとつになるのだろうなと思います。運がよくても、”夢の中で実現”ということで終わりそうですが。

「子は親の鏡」と法律違反

 アメリカ・ロサンゼルス出身のドロシー・ロー・ノルト博士の著書『子どもが育つ魔法の言葉』(1998年刊・アメリカ)は、22ヵ国語に翻訳され、世界中で多くの共感を呼び、詩「子は親の鏡」は37ヵ国語に翻訳されています。「子は親の鏡」の詩はネットからでも読めるので、ぜひ読んでいただければと思いますが、Weblio辞書では、「子は親の鏡」は「子供は親から多大な影響を受ける、という意味で用いられる言い回し。子供の振る舞いを見れば親の考え方や品性の程が窺い知れる、といった意味合いで訓戒のように述べられる場合もある」と書かれています。

 また「お客様は神様です」は三波春夫さんの名言として有名ですが、オフィシャルサイトに「真意とは違う意味に捉えられたり使われたりしていることが多くございます」と誤用についての掲載があります。つまり「ステージにいる演者から見た、客席の聴衆のこと」であり、「商店や飲食店の客のことではない。営業先のクライアントでもない」とのことです。「歌うときは、あたかも神前で祈るときのように、澄み切った心でなければ完璧な芸を見せられない」という旨の言葉だったものが、お客様は「神様だから何をしても良い」という認識となり、「クレーマーの常套句」のように使われ、それが「お客様に対していう言葉か!」などと、ドラマなどではよくない人の典型として出てくることも多いのかなと思います。

 さて、私が最近気になるのは、親が自分の思うようにならなかったりするときに、自分の権利意識ばかり強くなって、相手の落ち度が軽微だったり、クレームを言うべきではない場面であっても、子どもの前でも接する人に対して感謝や敬意の気持ちを持たず、独りよがりに自分の気が済むように「お客様に対していう言葉か!」といった高圧的な態度で振る舞い、自己満足あるいは”ごね得”に浸ったりしている方が増えているのではないかということです。その方たちもいろいろ苦労していて、「虫の居所が悪い」状態にいらっしゃる方なのかもしれません。また仮に相手が不誠実な態度で接しているのだとすれば、憤懣やるかたなしということになるのかもしれません。しかしその態度や言動を見ている子どもは最初はつらかったり、せつなかったり、悲しかったりするだけでなく、いずれは親と同様の振る舞いをする大人になってしまい、よい友達はできず、友達関係もうまくいかず、同様な大人しか近くに寄ってこないということになってしまうと思います。さらにこのようなことで自己満足あるいは”ごね得”に浸ったりしている本人も結局はすっきりせず、リラックスしたよい気持にはなれないのではないかと思います。

 最近はストーカーやクレーマーに対して、以前と違い警察もかなり対応を強化していると聞きます。つまり、暴力などをふるってケガをさせなくても、暴言や理不尽な言動・行動を接する人に繰り返して捕まれば、法律違反で裁かれる可能性まで出てきました。

 昨日のニュースでは、日本学術会議が推薦したものの、菅総理に任命を拒否された6人のうち、4人の学者がそろって記者会見を開き、政府の対応を法律違反だと批判しています。もちろん菅総理はストーカーやクレーマーとは違いますが、一国を指揮する方が上記の方たちのように法律違反を問われるような振る舞いをすれば、「総理(広い意味では国民の親とも言えるでしょうか。)がやっているんだから、このくらいは許されるだろう」などと考える国民(子)が出てくる可能性もあると思います。今後はぜひ国民が誤解しないような、国民のレベルがさらに上がると期待させるような、皆が納得するような振る舞いをしていただきたいなと思います。