昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

ドラフトの運、不運

 2020ドラフトも終わり、ジャイアンツも優勝が決まりほっと一息ついている巨人ファンは多いと思います。コロナ禍で楽しみも少なく、仕事などのストレスの発散が十分できない方も多いと思います。私はドラフトが好きで、今年も時間的にはゆっくりは楽しめませんでしたが、今年になっていろいろなこともわかり、たくさん楽しめました。昨年はドラフトについてたくさん書いていますので、下記のような2つの記事の抜粋を取り上げてみます。

 「メディアで有名な選手を取れたら成功と判断し、採点で得点を高くしているのをよく見かけますが、本当の(名スカウトの判断する)力量とメディアや我々が判断する力量とは違うものであり、数年後以降に成功失敗がはっきりわかるわけで、ナンセンスだと思います。内外野投手捕手バランスよく指名しているから成功と判断しているのもよく見かけますが、その年によって素質のある候補のばらつきもあるでしょうから、2-3年間単位で考えるべきです。その年に他球団より将来性・力量のある選手を多く取ったのが成功といえるのではないでしょうか?もちろん、そのためには見抜く力の長けた人たちをドラフト会議のために配置することが球団にとっては最も重要なわけですが.......」

prokenkougiants.hatenablog.com

「今年もドラフトの採点をいろいろな方がつけており、やはり下馬評に従って採点を高くしている方が多い印象があります。5年後10年後、どの選手が活躍しているのでしょう。それを予測できるような評価をしている方が私は真の鑑識眼のあるプロフェッショナルな野球評論家だと思いますので、どなたがそのような予測ができたのかを5年後10年後にぜひ見たいなと思います。」

prokenkougiants.hatenablog.com

 最近はあまりテレビなどであまり見かけませんが二宮清純さんが、数年前にすでに私と同じような考え方をされているのに最近気づきました。ということは似たような考えをされている方は多いのでしょう。

gendai.ismedia.jp

 私が今年思ったのは、くじ運が強ければ運がよいのではなく、当たればその選手が活躍し、外れても当たりの選手より逆に外れて指名した選手のほうがより活躍したりすれば、それが本当の運と言えるのではないかと思います。びっくりしたのですが評論家の採点の中には、巨人の点数が悪いのは、その理由の一部に「くじ運が悪かった」ということを挙げている方がいらっしゃいました。

 阪神の矢野監督は、一位でくじを当てたにも関わらず、「思ったように選手を指名できなかった。また思わぬ選手が指名されずに残っていたので指名した。」というような発言もされています。もちろんこれも、後々指名できなかった選手より、指名できた選手のほうが活躍すればやはり運があったということになります。ジャイアンツの原監督ははずれ一位の平内選手が単独指名となり、ほっと一息ついたのかにっこりされたようです。はずれた佐藤選手と同様の評価をされていたのかもしれません。佐藤選手より平内選手が活躍すれば、運がよかったということになるわけですよね。中日に指名された高橋投手は慶応大学が不合格だったから(と思いますが)、プロへの道を選択し、地元の球団に最高評価されて一位指名となっています。高橋投手にとっては、4年後にプロに進むのか、同様の評価を得られるのかなどもわからず、もしかすると不合格だったことで運が開けたのかもしれません。

 自分自身のことを考えても、いままで何が運がよかったのか、何が不運だったのか、高校、大学の合格不合格や、就職先などの選択を含めて、全くわかりません。人との出会いなどを含めこれらで大きく違ってきたでしょうね。このように運と不運は隣合わせであり、個人にとっては一生を終えるまで何が運がよくて、何が不運だったかはすぐにはわからないと思います。

 一方、私は各球団がどのように選手を評価し、どのように指名していくのか、どの球団も同様な方法なのか大変興味があります。各球団がどのように指名していくのかはよくわかりませんが、私は自分たちの評価を信じ、ポジション別に優先順位のリストを作るのではなく、全体で評価した順番に指名していく方がよいと思います。左投手だ、右投手だなどと分けても、良い投手は左打者だろうが右打者だろうが抑えるのですから。また投手から野手にコンバートされた方も多いですし、野手なら外野から内野、内野から外野などたくさんの選手がコンバートされたり、あるいは両方守れていますし、さらには二刀流まで登場しているわけですよね。これらのことから考えると、各ポジションの穴を埋める選手を見つけようとするより選手の総合的能力を見極めることだと思います。球団の運不運はこの指名評価・指名方法にも関わるでしょう。もちろん、予定していた指名順位を間違うと、思っていた指名と全く違った陣容になってしまうので、各球団の評価に関する情報網をいかに張り巡らせられるかも運不運の重要なファクターですね。矢野監督の発言はおそらくこれに関わるものでしょう。

 私は死ぬまでにドラフト前の各球団の会議にオブザーバーとしてでも出席させてもらうことが夢です。本当にワクワクして楽しいでしょうね。死ぬ前にきっと思い出すことのひとつになるのだろうなと思います。運がよくても、”夢の中で実現”ということで終わりそうですが。