昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

利己と利他、かばいあいと足の引っ張り合い

 自民党の総裁選挙は菅官房長官で決まりのようですが、相変わらず「がっかりさせるなあ」と思った方も多いのではないでしょうか?

 その中心となることは、自民党員・党友の投票は見送られるとのことでした。どうなるのかと思っていたら、「全国の幅広い層の声を吸い上げて」「永田町の論理で選んでも国民は納得しない」などと異論が出た結果なのか、同党の都道府県連の9割程度が党員・党友による予備選挙をすることになったようです。このことからすると自民党員・党友は世論に敏感でよく理解されているが、自民党のトップに君臨されている人たちは”世間の感覚とずれているのだな”と思いました。投票を省略するということは負の安全装置を働かせた結果、安倍内閣のまずいところは反省せず一切ほじくり返すことはやめ、そのまま何もなかったように継承した”かばいあい”内閣であるにも関わらず、前内閣からスムーズに継承した、改革を停滞させないように見せかける内閣をうまく作り、うやむやにしてしまおうとしたのでしょう。黒川検事長の定年延長も安倍内閣のやったまずいことを追及されないよう、負の安全装置を働かせたつもりだったのでしょう。自民党員・党友の投票を見送り、安倍総理と仲の悪い候補者にだけは100%総理になれないような負の安全装置を張り巡らしたい思惑が働いていたのでしょうが、こんな子供だましの論理が世間に通用するわけもなく、世の中の流れは少し変わってきた感じです。ただし、また何とか党員・党友にも某立候補者に投票するよう圧力がかかり、万が一決選投票になっても負の安全装置を働かせ、ひっくり返らないように策を張り巡らせるのでしょうね。

 自民党は”不正をしてもかばいあって何とか現政権の流れを維持する”というのでは、国民不在であり、太平洋戦争で勝ち続けているように情報を操作して嘘を塗り固め、反戦が起きないようにして国民が大きな”つけ”を払ったように、いつか現在の日本も落ちぶれてしまうでしょう。かといって前の民主党政権安倍総理民主党政権を「暗黒の時代」と言われたように、たいして仲間の政権が致命的なことをしていなくても、「俺がお山の大将だ」「自分が一番だ」「次は俺が首相だ」ということの主張ばかりでした。足の引っ張り合いを激しく行った結果、自民党より、自党に足を引っ張られ、何も前に進まないという体たらくで、結局終焉を迎えてしまったのではないかという気がしています。

 自民党首脳、民主党首脳とも要するに利己的で、国民のほうに視線を向けた利他的で政治を行う立場ではなく、自分たちの論理で国民不在の政治をやっていることは明白です。どうしたら国民に真正面から向き合う政治を行うという姿勢になれるのでしょうか?私はアメリカの大統領の決め方はよくわかりませんし、不正が防げないときももちろん多いようですが、少なくとも派閥や首脳陣だけの論理で選ばれるほど、国民を馬鹿にしたような選挙ではないと思います。

 緊張感があり、国民世論に対して真摯に取り組む政治を行うには、やはり負の安全装置ではなく正の安全装置を働かせたほうがよいと思います。選挙制度三権分立の各ポジションなども不正が働かないよう改革し、国民全体を大事にし、日本国中を発展させ、政治家や自分たちを直接支える支持者の生活でなく、国民全体の生活を豊かにするという視点で政治を行ってくれる”利他的で”高潔な政治家ばかりになってほしいなと思います。「何きれいごと言ってるんだ」と言ってしまうような政治家には退場していただくよう切に願います。