ドラフト選択の発想
ジャイアンツはドラフトでほとんど単独指名やはずれ指名の際に有力選手をとれているとは数日前のブログで報告しました。
今回のドラフトでは少なくとも3人は競合が予想されています。ということはそれ以外の方は単独で指名できる可能性があるわけですね。この中に実はどうしてもジャイアンツがほしい人材がいて単独指名できる可能性が高いならそちらを選ぶのは戦略だと思います。スワローズは2巡目でウェーバー1番目に指名できる権利を持っていますが、ジャイアンツは11番目にしか指名できず、人材難?といわれる今年ははずれリスクがとても高いわけですね。このあたりはかけひきで、他球団の動向をよく探り情報戦(取る予定のない選手を高く評価していますとコメントするなどもありか?)が重要です。
狙っている選手がはずれでも確実にとれるのであれば、1巡目で冒険をするのはよいと思います。また1巡目最初に指名する候補も評価している選手の実力が甲乙つけがたく拮抗しているなら、確率を上げるため競合の少ない選手を選ぶという手もあります。選手の現在の力量、伸びしろ将来性・強い身体をもっているかなどの判断と他球団の動向に精通するということが、成功失敗につながると思います。カープなどはこのあたりをうまくやっているというような報道番組をみたことがありますがどこもやっているのでしょうね。
ジャイアンツの斉藤投手や坂本選手などもこのあたりの力の勝利でしょうね。綿密なシミュレーションをして、最初に当たってもはずれても、後手にならず下位までなるべく最も取りたい選手を取れるよう指名していく納得のいくドラフトをしてほしいと思います。メディアで有名な選手を取れたら成功と判断し、採点で得点を高くしているのをよく見かけますが、本当の(名スカウトの判断する)力量とメディアや我々が判断する力量とは違うものであり、数年後以降に成功失敗がはっきりわかるわけで、ナンセンスだと思います。内外野投手捕手バランスよく指名しているから成功と判断しているのもよく見かけますが、その年によって素質のある候補のばらつきもあるでしょうから、2-3年間単位で考えるべきです。その年に他球団より将来性・力量のある選手を多く取ったのが成功といえるのではないでしょうか?もちろん、そのためには見抜く力の長けた人たちをドラフト会議のために配置することが球団にとっては最も重要なわけですが.......