昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

「考えを表に出すな」と「私失敗しないので」

 緊急事態宣言が延長され、皆さんの自粛についても、慣れて気にならなくなったか、あるいは我慢の限界に来ているか、どちらでしょうか?私はそれなりに忙しい?ので、どちらかというと前者ですが外出できず、お祝いの外食などもできず辟易としているところはありますね。

 さて最近の下記のブログのように何度も取り上げて申し訳ないのですが、映画ゴッドファーザーで初代のヴィトーの時代に、コルレオーネ・ファミリーに麻薬の取引が持ちかけられます。麻薬取引はするべきことではないと考えるヴィトーは拒絶しますが、長男で跡継ぎになる可能性が高かった?ソニーは乗り気の姿勢を見せたために、邪魔なヴィトーを消せば取引は可能と考えられてしまい、ヴィトー襲撃事件が引き起こされ、ヴィトーは複数の銃弾を受けて昏睡状態となるも何とか一命を取り留めました。その麻薬の取引を持ちかけられた話し合いの席の直後に、ヴィトーはソニーを「家族の前以外では考えを表に出すな」としかり飛ばしています。この教えは結局跡を継いだマイケルにもその後受け継がれていました。

prokenkougiants.hatenablog.com

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 私が好きな「ノッティングヒルの恋人」では、旅行書専門の書店を営んでいるウィリアム(ヒュー・グラント)が女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)と恋仲になり、一度別れた後、再度アナがロンドンに撮影で訪れた際に、ウィリアムが映画撮影場のアナに会いに行きました。撮影が終わるまで「待っていて」と言われたにも関わらず、撮影の合間に男優と他愛無い会話をアナがしているときに、ウィリアムのことを「何でもない過去の男(No One)」と話したのをたまたま撮影風景の見学の際にヘッドフォンで聞いてしまい、勘違いして何も言わず立ち去ってしまいます。後日アナが一人の女性としてウィリアムの経営するトラベルブックショップで愛を告白し、その時の会話に関して「あんな信用できない男に本当のことを言うはずないでしょう」と言われたにも関わらず、撮影場での言葉がショックでどうしても疑念をぬぐい切れない彼は、その場では求愛を拒絶してしまいます。このように何度かうまくいかなくなるものの、最後にどんでん返しがあるのがラブコメの王道なのですが、やはり結局はハッピーエンドでした。このように、撮影現場の信用ならない男優の前ではアナは考えを表に出しませんでした。

 私は信用できない相手には「考えを表に出すな」ということは当然のことだと思います。「うそを言った方がよい」ということにもならないと思いますが、ソニーの軽はずみな行動でヴィトーは生死をさまよい寿命を縮めたと思いますし、とぼけた方がよいときは、とぼける、あるいは表現しないことが必要なのです。

 ドクターX〜外科医・大門未知子〜米倉涼子さんは「私失敗しないので」とことあるごとに発言します。これは本当に自信があることの表れかもしれませんし、「自分は失敗しない」と暗示をかけているのかもしれません。しかし、もしかすると本音は「私失敗しないので」という言葉とは裏腹なのかもしれず、考えを表に出さないようにしているだけなのかもしれません。脚本の中園ミホさんや監督・プロデューサーにもそのあたりぜひ聞いてみたいなと思いますし、次回のドクターXも必ずあると思っているので、今後そのあたりにも注目したいと思います。ドクターXのことについてはぜひ今後もまた取り上げたいなと思います。