昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

超一流、一流、二流とそれ以下

 あけましておめでとうございます。といってももう遅すぎますね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 皆さんは年末年始いかがお過ごしだったでしょうか?私は遠出はしなかったものの、家でのんびりとしたような、締め切りのある?仕事を少しずつやっていたような、普段よりはのんびりでしたが、完全には仕事を忘れることのできないお正月でした。しかし、次の日を考えなくてもよいので、あれ、こんなのやってると途中で気づきゴッドファーザー3部作を見たり、以前取り上げた江本孟紀さんの「野球バカは死なず」を読んだりして、いろいろ感じることがありました。

努力と工夫、補強と補弱 - 昭和・平成・令和 徒然なるままに (hatenablog.com)

 江本さんのこの本の中でしばしば「一流と超一流の差」というのが出てきます。一流は自分の力で光り輝ける人、「超一流」は自分が光り輝くだけでなく、他人の長所もうまく引き出すことができ一緒に輝ける人、わかりやすくいえば「自分とともにみんなを生かせる人」だと書かれていました。張本勲さんはやはり「超一流」で江本さんを輝かせてくれたお一人であり、1年目の江本さんの才能を早々に見出しトレードでうまく獲得し、力を引き出した野村克也さんもその一人ですね。また芸能界でもミヤコ蝶々さんなどその道の傑物に会ってその方とのエピソードを披露してくださっています。

 さて、皆さんはお近くに超一流の方はいらっしゃるでしょうか?私もいままで自分の業界では超一流の人に何人もお会いして、やはりその方たちには大変お世話になっています。これらの一流以上の方たちは決して人の足を引っ張るようなことはしませんし、職位が上ということで服従させたり、納得させようとはしません。ところが二流以下の方はやはり自分に自信がないのか、言動や行動では自分が上に見せられないと感じるのか、足を引っ張らないまでも、自然と尊敬の念を抱かせるような言動・行動をして周りが付いてくるのではなく、自分の職位や肩書が常に上なんだとところどころで意識させ服従させようとして、自分の立場を守るのにせいいっぱいなような気がします。自分に力や余裕がないといえばそれまででしょうし、自分でも気づかないのかもしれませんが、それを肌で感じることができる方たちにとっては、かわいそうな人に見えてしまうのだろうなと思います。しかしながらそういうことが理解できない、感じられない、あるいは上に従っていればいつでも安泰と思っている部下の人たちにとっては、足を引っ張ろうが、人を蹴落とそうがほめられない言動や行動をしていたとしても、職位や肩書でしか人を見られず、常に一番職位が上の方が正しく良く見えてしまうわけで、その人たちに媚び諂えば何とかやっていけると思ってしまうわけです。

 これらの二流なのに何とか媚び諂って職位肩書を上げた人たちが倍返しに会うのが、半沢直樹の世界ということになります。しかしながら、年功序列や職位肩書全盛の世界が崩れつつある現在の世の中では、この方たちが倍返しに会わず一生安泰ということにはならなくなってきているような気がします。少なくとも江本さんが活躍されてきたプロスポーツや芸能界などの世界ではこのような方たちは生き残れないでしょう。

 さてゴッドファーザーでは、末弟であるマイケル演じるアルパチーノがヴィトー演じるマーロンブランド(若い時はロバートデニーロ)が築き上げたコルレオーネファミリーを受け継ぐわけですが、配慮がなく、すぐ頭に血が上る長男が引き継げばあっという間にこのファミリーは終わってしまったでしょうし、二流であるにも関わらず、マイケルをひきずりおろそうと画策する周囲の人たちをかわして、マイケルは地位を確立していくわけです。またゴッドファーザーに関してはいずれ違うことでも取り上げたいと思いますが、このように二流の人たちが一流、超一流となっていく努力をせず、超一流の人を引き釣り下ろそうとすると倍返しに会うという物語でもあるのだと私は思いました。

 このように書いてはいますが、当然のごとく私は二流以下です。また、これから将来的にも一流、超一流になれないとは思いますが、常に超一流の人たちを尊敬し、そうなりたいと努力はしているつもりですし、その方たちに受けた恩返しだけは周りの方々にもしていきたいと思っています。努力をしない二流以下の人が一流、超一流になれると思ってしまう、あるいは既になっていると感じること、これが世の中への一番の脅威だと私は思います。