昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

権力者と上級職・幹部クラスの品格

 安倍首相のアベノマスクなど、権力者や上級職、幹部クラスの品格を問われる事件が後をたちません。アベノマスクは多額の公金で多くの人にとっては無駄になってしまった布マスク(もちろん純粋にそれが国民のためになると熟慮したうえでの判断であればまだ許せますがはなはだ疑問です。)を、公正な入札をしたかどうかもわからない?業者に落札させ、挙句の果ては衛生の問題があり欲しい時には届かないという大失態をしでかしてしまいました。また現職国会議員夫妻が共謀して、自分の政党から多額のお金(政党交付金などの公金も多分に入っているだろう)をもらい、選挙民を買収して当選した疑いが持たれています。某検事長官邸との密な関係がささやかれる定年延長問題のさなか賭けマージャンで辞任し、不起訴とはなったものの晩節を汚してしまっています。そもそも検事は駐車違反などでも?法に触れたことをしてはいけない職ですよね。人間らしいといえば人間らしいですが、自分自身が法に触れることをしてはいけないという信念を持たねばならない職業ということからすれば、上級職の行動としてはあってはならないことだと思います。ここで退職金を返納すればまだ男気があったと国民に評価されるのでしょうが、家族もいらっしゃるでしょうし老後を考えるとそこまでされるような度胸もなかったのでしょうね。さらに中小・個人事業者向けの「持続化給付金」の給付業務を国と契約した某協議会が某有名企業の“トンネル法人”で丸投げだった問題では経産省中小企業庁長官との癒着?によりこの問題が起き、公金を無駄に使ったことは確からしく、汚職の可能性も示唆されています。国産車メーカーでは外国人社長が私利私欲のために一企業を私物化した疑いが持たれ、日本では公正な裁判ができないと言って海外逃亡しています。私はこの方の一番の問題は自分の多額の報酬が正当だと主張していますが、その報酬は落ち度もないのに多数リストラされた方たちの苦難から得られていることを忘れ、その方たちへの感謝や謝罪の念が全くない点だと思っています。そして現在、その企業の業績がよければその方の功績ともいえるでしょうが、いまはどう見てもかなり斜陽で、日本人でない人たちから見ても胸を張って逃亡したと評価はできないのではないかと思います

 なぜこのようなことが起きるのか?私は上級職になればなるほど、部下が増え責任が重くなるのに、責任は棚上げにして、上になればなるほど自分のために権力を使える、自分の思い通りにすることができると勘違いしてしまうという点にあるのではないかと思います。本来は上になればなるほど、部下や社員の方々の幸せに責任を持たねばなりませんし、政治家や公務員ならば、国民や地方自治体の住民に対して責任があるわけです。「口利きするのは政治家の仕事」などと自分と関係がある、利益をもたらしてくれる人たちのためだけに働いてよいといった発言があるのも、政治家という仕事を勘違いしていると言わざるを得ません。これらの問題を起こしている方々に関しては、国民のため、社員のためなどという気持ちを持っているかはなはだ疑問で、本来の仕事の使命に対して希薄な意識を持っていると思わざるを得ません。

 かつてバブル時代の公務員は後々に役に立つ(というより後に赤字を垂れ流すこともしばしば)という視点がなくても箱物を作ればそれが評価され、学校の勉強の延長のように言われたことを淡々とこなしていれば評価が高かったと聞いています。最近は360度評価(上司、同等の役職、部下)の組織もあると言われますが、上からの受けが良く上から言われたことだけ仕事をきっちりこなす、国家公務員では事務次官になることが目標で仕事で成し遂げたい目標がない人たちを上にするという考えはやめ、何のために働いているのか、目標は何なのか、将来に向けてどうしたらその組織や社会をよくできるのかなどビジョンを常に持って仕事ができるような、特に(特定ではない)部下から人望のある方を上にすべきだと思います。それが後々その組織、ひいては日本社会・国際社会を強くすることにつながると私は信じています。