昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

わからないのでできない、わからないのでやらない、わかっているができない

 プロ野球交流戦は終わり、相変わらず巨人軍は迷走しています。これだけ新戦力が出てきているのにダメ(まあ2位ですが)ということは、やはり昨年までの積み重ねが足りなかったということは明らかですね。昨年まで大変消極的だった新戦力発掘が今年になってから、活発になっています。

 もちろん、今年になってから使えそうな戦力が大量に出現したというのも事実でしょう。新外国人や2021年ドラフトの新人はそういってしかるべきでしょうね。増田陸選手はケガが癒えたということがあるのかもしれません。しかし今日2安打を打った八百板選手、ケガをする前はブレイクしそうだった香月選手、一時打撃開眼かと思われた湯浅選手などは昨年もう少し経験を積ませるべきであったと思います。塩見選手、高橋投手などブレイクしているヤクルトとの違いが明らか?なように見えます。長岡選手や浜田選手など巨人だったら昨年使われているのでしょうか?いやいや、そうではない気がします。中田選手などは去年なら落とされない成績で、今年は今頃2軍に落とされていますが、明らかに昨年実績重視したつけが回り、山瀬選手など新戦力発掘のため使わざるを得ない状況になっています。

 巨人の指導はスタッフも豊富ですし、しっかりしているのかなと思ってはいますが、今日のように交流戦五分がかかる最終戦のような大事な試合で大敗するのは何か問題が潜んでいるのかなと思います。例えば二軍にいる広岡選手などは明らかに守備が問題(打撃も2軍でも確実性がなく大活躍ではありませんが)なわけですから、再度一軍に上がってくるときは、しっかり守備を鍛え上げて、肝心なところでエラーが少なくなるようにすべきだと思います。広岡選手を画面でみていると姿勢?や視覚的なもの?が素人目には悪い印象があります。これらは、せっかく医大とコラボしているのですから、ビデオや実際の練習を科学的、医学的にも診てもらった方が、岡本選手と比べても素質が高い広岡選手をブレイクさせられる一助となるのではないでしょうか。もちろん簡単ではないと思いますが、守備の課題が克服されれば、打撃も確実性や飛距離が増すような気がします。

 巨人軍の試合をみていると、特に大事なところでの作戦で、”わからないのでできない、わからないのでやらない、わかっているができない”という3つは多いように見えますが、”わかっているがいまは使うべきときではない”というのは少ないような気がします。今日も途中で見るのをやめましたが、山崎・山瀬バッテリーは、解説者の指摘空しく、直球で打たれています。最初のホームランは仕方ないにしても、左打者であれば内角のスライダーや外角の沈むシュートはしっかり空振りをとれているわけですから、直球は見せ球にして、勝負球はこれらの球にするなど、何らかの工夫をしないと上位に浮上はできないのかなと思います。もちろん”それは素人考えだな”、そんなことは百も承知で”わかっているがいまは使うべきときではない”と判断していると言われそうですが。

 プロ野球の選手は皆素質は一流です。しかし大谷選手が肉体改造されたように、得意なところを伸ばし、欠点を克服しないと、それぞれの選手が一軍でしっかり活躍できるようにはならないと思います。私は素人であり、僭越な物言いばかりで申し訳ありません。それぞれのチームには秘密もあり、実はしっかり指導・調整しているのでしょうが、結果が全ての世界です。おひざ元の報知新聞などでは、苦手克服、長所を伸ばすためにこんなことをやっているというのをぜひ記事にして読者にアピールしてほしいなと思います。

 

既成観念、意地か一貫性か?見極めが大事。

 仕事が一段落ついたかなと思うとまた仕事が入ってくる感じで、なかなかペースをつかめない今日この頃ですが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?

 巨人軍もそんな感じで、阪神戦はこのところ劣勢、阪神も巨人となると力を出せるような感じで、巨人は阪神戦初戦は失敗を取り返したものの、その後が私の眼にはあまりよく映らないので、今日も観戦していません。

 さて、阪神戦初戦、デラロサは9回2アウトで大山選手に同点ホームランを打たれました。今村投手の直球も走っており、このままでもよいかなと思いましたが、原監督は左投手右バッター不利の法則に賭けたのか?まあこの投手交代は多くの人は納得するでしょう。しかし、大城選手のリードはちょっと?でした。デラロサ投手の武器は切れのあるスライダーなのでしょうが、残念ながら打たれる直前は、ストライクをとれたものの、すっぽ抜けています。こういうときに修正できるのが一流ピッチャーなのでしょうが、次は決め球にするのではなく、スライダーの調子を確かめてもよかったかもしれません。結果論ですがスライダーは切れもなく、甘い球となり同点ホームラン、勝ったからよかったものの、結果オーライと言っても過言ではないかもしれません。

 第2戦、最終回、ウォーカー選手のときは他のバッターならバントで送りでもよかったかもしれませんが、普通に打たせタイムリーヒット、これも凡打でも納得できました。しかし吉川選手の場面でノーアウト1塁2塁、うまくいけば逆転かなと思いきや、3バント失敗、1アウト。もし2塁3塁なら、岡本選手の内野ゴロはホームに帰れるほどのゴロだったので、同点となっていたでしょう。

 この二つのことは、私はすごい失敗ではないと思いますし、明らかな采配ミスではないと思います。しかしながら、私は2つのことを考えました。デラロサ投手はスライダーが武器とはいうものの、以前活躍していたころよりもキレがなくなってきているという記事を読んだことがあります。また、すっぽ抜けているときにすぐに修正できる投手なのかどうか?翌日直球で大山選手を抑えていたところを見ると、大山選手は直球とスライダーとどちらが得意なのか?そのときも直球の走りはよかった感じでした。つまり、バッテリーの頭に全てのことが入っておらず、意地や既成観念に走った感もあるということです。また翌日の吉川選手の3バントにしても、現在の巨人の選手のバント下手から考えると、果たして3バントにこだわる必要があったのかと思います。バントでもダブルプレーもありますし、3割3分以上の打者で、左とは言っても相手の岩崎投手は、アウトをとれるので、かえってバントのほうが楽ではなかったか?またフォースアウトをとれるバントであることも関係したと思います。

 私は以前の巨人と違って、現在の巨人の采配や選手起用は一貫性がないし、細かいプレーがうまくできていないとよく思います。今日は全くプレーをみていませんが、中山選手をさっさと変えてしまったようです。負けており、勝利至上主義ということもあるのでしょうが、それなら、昨日負けている状況で決して足が遅くない攻撃力の強いポランコ選手をなぜ変えてしまったのか?もちろん勝負所で足の速い選手ということもあったかもしれません。また変えなければポランコであった最後の打者を増田大選手から北村選手に変えましたが、これも現在の北村選手の状況であれば、増田選手のほうが粘って四球などででてくれるかもしれないと、私は北村選手に代える前に思いました。

 今年は攻撃では二人の新外国人選手の活躍、立岡選手・中島選手の勝負強さ、丸選手の復調・1番起用など良い面も多々見えますが、選手にも納得のいく采配、一貫性を見せていかないと、選手はどうすればよいのかわからなくなってしまうでしょう。桑田コーチはしっかり役割を果たされているなと試合を見ていてよく感じ取れますが、阿部コーチと元木コーチに関しては??と見えてしまいます。もちろん、外で見ている我々は内情をよくわかっていないので、勝手なことを言ってしまいますが、投手に関してだけでなく、守備、攻撃でも観客を納得させてくれるような試合を見せてほしいなと思います。

 山本五十六さんの名言「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」というのが、巨人でできているのでしょうか?少なくともいろいろな選手のバントをみていると、うまいとはとても言えず、たまたまうまくいっただけといつも思ってしまいます。主力にもバントをさせ、大事な場面でバントするのなら、川相コーチに監修してもらい、全員にバントだけで実戦形式の練習をやってみられたらよいのではと最近はよく思います。あ、見ずに終わりましたが、今日は結局4対0で負けましたね。

 

嫌なこと、面倒くさいこと、緊張感やストレスと解放感

 ゴールデンウイークも終盤ですが、皆様どのようにお過ごしでしょうか?私は暦通りのお休みだったので、もう終わったも同然ですが、最初のうちはやらねばならないこともありようやく最後に来て解放感を味わっていました。

 さて皆さんは勉強やお仕事で嫌なこと、面倒くさいことがたくさんあると思います。特に小中学生の方たちは、毎日あるいは長い休みなどに宿題がたくさんあって、ああ嫌だなと思いながら早めに手掛ける方、終わりにラストスパートで片付ける方、様々だと思います。最近は多量の宿題が終わらないので、減量してもらい出せるだけで許していただいている方もあると聞きます。私も子ども時代、時間の無駄かな?と思いながら、判で押したような変わり映えのしない宿題に取り組んでいましたが、夏休み、私の場合は7月中の10日間くらいでめどを立て、8月に自由研究や毎日取り組まなければならないような日記的なものをやっていた記憶があります。ただ、7月中はつらい毎日ですが、宿題の目途が立った8月になると一気に楽になって夏休みの解放感が得られました。

 ゴールデンウイークは特に新入学や新入社員の方たちは、過度に緊張して毎日を過ごしていた4月からの1か月間の後で解放感もひとしおだと思います。皆さんにとって4月が嫌なことや面倒くさいことがあった1か月だったかどうかはわかりませんが、やはり嫌なことや面倒くさいことをやり遂げたり、強い緊張感で過ごしたあとに解放感を得られるのでしょうね。

 こう考えると、面倒くさいことや嫌なこともやはりやっていかなくてはいけないと思うようになりました。過度に緊張したり、嫌だったり、面倒くさかったりするのはやはりストレス過多で解放感を味わう前にくじけてしまいますが、仕事や勉強で嫌なことや面倒くさいことをやらなければ解放感も味わえず、すっきりすることがなくなるような気がします。私はあまりに忙しくない限り、週に1回程度はジムに行って適度な運動をするようにしています。しかし疲れているとジムにも行かず最初は家でゆっくりしたいなと思いますが、面倒くさいなと思いながらも1時間程度ジムで過ごし、前後で血圧を比べると30くらい下がっていてすっきり感が得られ、勉強や仕事と運動の面倒くささは違うものの、やはり面倒だ、嫌だとばかり思っていてもだめだなと思います。

 運動も好きなことで汗を流し、嫌なことや面倒くさいこともなるべくマイペース、自分のストレスがかからない方法でやれば緊張感やストレスがたまりにくく、解放感も十分得られるので、皆さんも仕事や勉強を嫌々やるのではなく、やっている最中も終わった後の解放感をイメージしながら、終わった後の解放感を楽しみにして自分のやり方でやり遂げていただきたいなと思います。また、健康のためには運動ですっきりして解放感をさらに上げてほしいなと思います。

 私はゴールデンウイークの最後に来て解放感を味わっていたと申し上げましたが、先ほどメールをチェックしていたら、また新たな仕事の依頼が来てしまっていて、解放感が下がってきたので開き直っているところですが、また今週の日曜日をイメージしながらやっていこうと思います。あー来週はつらいな。

 

 

 

「ぼろは着てても、心の錦」真の貧しさは心の貧しさである。

 ウクライナ情勢を見ていると気が晴れませんが、巨人軍は昨年と比べてよい材料が増えてきており、楽しく観戦されている方も多いと思います。

 さて、カムカムエブリバディが終わって、NHKの朝ドラマを見ないつもりでしたが、そのまま連続予約をしてあったので、ついつい子役の役者さんの魅力にはまって、「ちむどんどん」をまだ続けて見ています。さて、ドラマの中心である、4兄姉妹はもともと生活が楽でなかったにも関わらず、お父さんが借金を残したままなく急死されてしまいます。お母さんはお父さんの分まで稼ごうと無理をしますが、それでも生活は楽になりません。その中で定番のドラマらしく?、“ぼろぼろ兄妹”と心無いからかいをする生徒も現れる中、からかわれても、いじめられても心を強く持ち、兄は「ぼろぼろの靴のせいにできていいよな」と言われて発奮し、運動会で靴を脱ぎ捨て正々堂々の勝負をし勝利を得ます。小さいながらもこれらの子たちの執拗な挑発に耐えており立派でした。

 さて私はこれらのやり取りを見ていて水前寺清子の「ぼろは着てても、心の錦」という歌詞を思い出しました。「ボロボロの衣服をまとっていても心だけは高潔で気高い」 という意味なのは皆さんの知られるとおりだと思います。私は知らなかったのですが、老子の「被褐懐玉(ひかつかいぎょく)」という言葉から来ているものだそうですね。「見かけはみすぼらしくても、内面には玉(すぐれた徳)を持っている」ということを説明したものだそうです。これらを見ている先生や周りの大人たちは、道徳の授業などの折にでも、からかう・いじめる側は心が貧しく人間として恥ずべきことであるというようなことをぜひ教えるべきでしょう。

 さてこの1週間は快進撃をしてきた巨人軍ですが一つ気になる言葉が下記の記事でありました。ファーム調整になった中田選手に対して原監督のコメントですが「本人とも話はしましたけど、首の状態があまり良くないらしくて。それでも弱音は吐かなかったけどね。やっぱり万全な体調でやることがまず前提だから、1回仕切り直そうということですね」と話されました。その中で「首の状態があまり良くないらしくて。それでも弱音は吐かなかったけどね。」というところです。中田選手をかばっての言葉と思いますし、「あーそうだったんだ、それでもよくがんばったね」と思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし、じゃあなぜ万全でない調子の悪い選手を、チームも調子が決して良いと言えない時にレギュラーで使ったのか私には疑問でした。原監督がそれを知りながら使っていたのだとしたら、中田選手への温情?、優遇?かもしれませんし、知らなかったのなら管理不行き届き?ということになり、プロスポーツではとても美談では語れないのではないかと私は思います。前回もお話した、「力が五分なら実績がない若い選手を起用する」という言葉にも反している気がします。チームには我々には見えない色々な事情があることはよくわかりますが、万全でない選手を優遇している?ように見え、「実績はあまり多くなくても、すぐれた素質(徳)を持っている選手たち」の活躍の機会を減らしているように見える?発言は、なるべく避けていただきたいなと思いました。

 まあ私が過敏に反応しすぎているのは否めませんので、多くの皆さんはそうは感じられないことと思います。巨人軍は今日は負けましたが、私は中田選手の代わりに上がってきた香月選手が活躍されていてよかったなと思っていますし、フレッシュな投手陣、新外国人選手や頼もしくなった吉川尚、丸選手などたくさんの選手のがんばりで最近はおもしろい試合が見れているなと感じ始めています。

number.bunshun.jp

 

面白い野球を見せてくれ!色眼鏡で相変わらず。

 コロナ禍がいつ明けるのか待ちどおしいと思いながら、徐々にwith コロナでも日常を取り戻しつつある方も多いと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 さて巨人軍は投手においては新人や若手の活躍もあり、桑田チーフコーチの手腕か、昨年よりも良い兆候がかなり出ていますが、野手においては相変わらずと思っている方が多いのではないでしょうか?投手に関してと、野手に関して現在感じたことを述べてみたいと思います。

 今年のドラフトは育成を除けば、投手のみで1位と3位の投手が開幕から活躍しており、例年に比べれば大成功と言ってよいでしょう。しかし、私は日本ハムにドラフト8位で指名された下記の北山投手のことが、下記の記事が出た時から気になっていました。水野スカウト部長が評価していたにも関わらず、日本ハムドラフト8位でさらわれてしまいました。巨人はおそらくドラフト8位か育成1位あたりで指名するつもりだったのだと思います。しかしながら、いつも指名選手が競合する日本ハムにまんまと取られてしまいました。このあたりは今回の6位7位の指名が他のチームにとられてしまう可能性もあったので、難しいところですし、北山投手が今後大投手になるかどうかはわかりませんが、今のところ巨人6位7位の指名選手は高校生とはいいながら試合にも出ていないことから、指名順位の失敗という可能性は高いでしょうね。原監督が3年前にスカウトが推した佐々木投手を回避し、奥川投手を指名することを決断したのも、今回の完全試合を見れば明らかな失敗だったと思います。もちろん私は、はずれはずれ1位の堀田投手については大いなる素質を感じていますが。現場の意見はある程度尊重されても、スカウトはスカウト、GMGM、監督は監督でチーム全権監督というのは早々にやめてもよいのかなと個人的には感じています。

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 さて野手については、新外国人が多少活躍しているものの、若手選手の台頭は皆無です。オープン戦の終盤は秋広選手、中山選手などは早々に使われなくなり、守備もバントも鍛えられておらず、チーフコーチという責任者が今年はいることから考えると、元木コーチの責任なのでしょうか。実力が同じと判断したら、若手選手を使うと原監督は言っておられましたが、案の定、色眼鏡?でベテラン選手が上と判断し、他の球団ではありえない?、一塁手はベテラン二人を競わせるという愚策?をされており、二人とも1割台の活躍をされていることは周知のとおりです。鈴木誠也選手がいなくなってもお金をかけず、ドラフトでとってきた選手を育て上げ首位を走っている広島とは大違いですね。本当に相も変わらずで、ああ何とかならないのかと思ってしまいます。ノムさんの毒舌が恋しい今日この頃です。

 

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 2008年は2年目の坂本選手を起用し、レギュラーに育て上げたことはよく知られた事実です。最終成績は2割5分台でホームランも一桁でしたが、その翌年には3割を超え、がまんして1年間使った甲斐があったと感じました。もちろん今の2軍選手にそれだけの力はないとの判断なのでしょうが、私は秋広選手、中山選手の他にも増田陸選手、菊田選手、湯浅選手、香月選手、北村選手など試してもよい選手がたくさんいるのではないかと思います。ファンにとってはたとえ結果が悪くても、ベテラン2選手が凡打するよりも、育成・育成と考えられるのではないでしょうか。またどう考えても、これらの若手選手がこの成績ならさっさと二軍に落とされるわけで、公平性に欠けることも明らかですね。現在の巨人軍は野手に関しては、負けても面白かったという野球は見せてくれず、勝ってようやく、「まあ勝ってるから仕方ないか」という気持ちになってしまいますが、皆さんはどうお考えでしょうか?

常識と戦争・ビジネス、監視

 桜の季節の春を超えた夏らしい日も出てきて皆さんは暖かくなってよかったと感じられているか、早くも高温多湿の夏を感じさせうんざりと考えられているか、どちらでしょうか?私は、夏が好きなのでほっとしているところですが、暑いと疲れから年齢を感じるようにもなってきていますね。

 さてウクライナの情勢は常識を疑うことばかりですが、Wikipediaでは「物事が常識として受け入れられれば、その物事は異議を差し挟まれにくくなる。そのため、常識の内実はしばしば大きな政治的価値を持つ。常識は、メディアを通じたプロパガンダによって変容することがある。常識を欠いている場合、社会生活上に支障をきたすことも多い。社会によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識となることも珍しくない。」と書かれています。

 現在のウクライナの情勢は、ロシア側とウクライナ側で全く常識と非常識が異なっているのは間違いありません。西側諸国、ウクライナからすれば、攻めている側の非常識さをしっかり訴えてきていますが、逆に攻めている方は攻められている方に非があり、非常識な行動をしていると訴えています。さて、我々はビジネスをするときに、依頼する側と依頼される側、売る側と買う側で全く常識が異なり、その常識の差に苦慮することが最近増えているような気がします。通常それぞれの立場はイーブンだと思いますが、現在は必ずしもイーブンとは言えず、依頼する側、買う側がかなりの優位に立っていることも増えているのではないかと思います。そしてその立場をかなりあくどく使われている方も、テレビドラマなどではよく見かけます。「口のきき方がなっていない」、「そんなことは聞いていない」などと言われることも増えているような気がしますし、またその取引や交渉には直接関係のない自分たちで解決すべき問題や、自分のプライドに関わる心情などがその交渉にかなり関わってくる例が多いような気がします。戦争の場合はどちらも後には引けないので、お互いの主張、プライドを真っ向からぶつけ合いますが、これらのビジネスの場合は、売る側、依頼される側のほうが顧客獲得などの競争に勝たねばならないため、交渉は上手くいったとしても弱い立場の側が理不尽なことがありながら泣き寝入りしてしまい、辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか?

 今回の戦争では理不尽なことをされているほうにより支援が集まり、理不尽なことをしているほうに制裁が強くなっています。しかしながら利害関係の度合いが関係してそそれぞれが十分ではないと考えられている方も多いと思います。ビジネスでは売る側や依頼される側がサービスをよくして、その獲得競争に勝たねばならないのは仕方がないことかもしれませんが、理不尽なことをされてまでもその競争に勝たねばならないというのは、現代の世の中の常識から外れていると思います。戦争ではこれらのことを監視すべき国連や国際司法裁判所のあり方が問われています。ビジネスではもちろん消費者を守ることも大変重要ですが、これらの交渉ややりとりなど監視する組織を強化していくことが重要だと思います。検察と被告人の取り調べの可視化や入管施設内での被収容者の扱いなどの問題にも同様なことが言われていますよね。コロナ禍も相まって、力のあるトップのあり方、リーダーがどう振る舞うかが、人類の未来を占う鍵といっても過言ではない時代に突入したと思います。

 

ホワイトライは理にかなっているが.....

 気持ちが晴れない方が多いのではないかと想像する今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?この3月は年度末ということもあるのか、久しぶりに出張などもあり、ボランティアのものも含む負債が山積みで、仕事でもこなさねばならない負債を返しきれず周りの方々に自分の能力のなさからご迷惑をかけながら月末を迎えています。

 さて、みなさんはロシアによるウクライナ侵攻が早く収束してほしいと思っていらっしゃると思います。第二次世界大戦が終わって、その後も戦争がなくなることはなかなかなかったわけですが、今回ほど理不尽さ、なぜ?、どうして?、現代にこんなことがあってよいのか?、自分の理想を成し遂げるためにこれだけの犠牲が出てもなんとも思わないの?というような疑問や、ウクライナの方々の悲しみに寄り添いたい、支援をしたいというようなお気持ちが強くなっているのではないかと思います。

 その中で侵攻をしている方の国の指導者層の方たちは、下記のように他の国の人のことなどは全く考えていないような「理にかなっている」発言などされていますし、某国はこのようなときにミサイルの発射実験を繰り返し、皆さんがつらい思いをしているタイミングで自国をアピールしています。自国さえよければ?というより、ご自分の周囲の人たちさえよければといった映像を流して、世界の方々からどうみられてしまうのかを全く考えらていないのではないのかなと思ってしまいます。

news.yahoo.co.jp

 

 つい最近、NHKのヒューマニエンスでうその特集がありました。ホワイトライ(相手を思ってつく嘘)のことが取り上げられていましたが、これは子どもさんでも小学生くらいになればできるようになってくることだそうです。しかしながら、これらの国々の方々のうそはうそでも”ホワイトライ以外のうそ”しかつけていない感じですよね。西側の情報が全て真実かどうかはわかりませんが、これらの国々の方々には自国の国民に対してさえもホワイトライのかけらもない?のかもしれないなと思います。

toyokeizai.net

 侵攻している国の指導者方々は「誰かを救いたい欲求」から侵攻していると言われているようですが、ウクライナだけでなく、侵攻している側の方々の人生を左右するできごとに深く関わる大きな決定ができる指導者としても、ご自分たちはふさわしいと考えられているのでしょうか?もしこれらの国の方々が、ご自分たちの国を含めた世界から、自分がどうみられているのかがわからない、客観的に自分を見ることができないのだとするならば、このような方々が指導者として君臨することがない世の中にできるだけ早くなってほしいと願うばかりです。今回深い悲しみに包まれている方々に平穏な日々が可及的速やかに訪れることを祈ります。

www.nhk.jp