昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

常識と戦争・ビジネス、監視

 桜の季節の春を超えた夏らしい日も出てきて皆さんは暖かくなってよかったと感じられているか、早くも高温多湿の夏を感じさせうんざりと考えられているか、どちらでしょうか?私は、夏が好きなのでほっとしているところですが、暑いと疲れから年齢を感じるようにもなってきていますね。

 さてウクライナの情勢は常識を疑うことばかりですが、Wikipediaでは「物事が常識として受け入れられれば、その物事は異議を差し挟まれにくくなる。そのため、常識の内実はしばしば大きな政治的価値を持つ。常識は、メディアを通じたプロパガンダによって変容することがある。常識を欠いている場合、社会生活上に支障をきたすことも多い。社会によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識となることも珍しくない。」と書かれています。

 現在のウクライナの情勢は、ロシア側とウクライナ側で全く常識と非常識が異なっているのは間違いありません。西側諸国、ウクライナからすれば、攻めている側の非常識さをしっかり訴えてきていますが、逆に攻めている方は攻められている方に非があり、非常識な行動をしていると訴えています。さて、我々はビジネスをするときに、依頼する側と依頼される側、売る側と買う側で全く常識が異なり、その常識の差に苦慮することが最近増えているような気がします。通常それぞれの立場はイーブンだと思いますが、現在は必ずしもイーブンとは言えず、依頼する側、買う側がかなりの優位に立っていることも増えているのではないかと思います。そしてその立場をかなりあくどく使われている方も、テレビドラマなどではよく見かけます。「口のきき方がなっていない」、「そんなことは聞いていない」などと言われることも増えているような気がしますし、またその取引や交渉には直接関係のない自分たちで解決すべき問題や、自分のプライドに関わる心情などがその交渉にかなり関わってくる例が多いような気がします。戦争の場合はどちらも後には引けないので、お互いの主張、プライドを真っ向からぶつけ合いますが、これらのビジネスの場合は、売る側、依頼される側のほうが顧客獲得などの競争に勝たねばならないため、交渉は上手くいったとしても弱い立場の側が理不尽なことがありながら泣き寝入りしてしまい、辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか?

 今回の戦争では理不尽なことをされているほうにより支援が集まり、理不尽なことをしているほうに制裁が強くなっています。しかしながら利害関係の度合いが関係してそそれぞれが十分ではないと考えられている方も多いと思います。ビジネスでは売る側や依頼される側がサービスをよくして、その獲得競争に勝たねばならないのは仕方がないことかもしれませんが、理不尽なことをされてまでもその競争に勝たねばならないというのは、現代の世の中の常識から外れていると思います。戦争ではこれらのことを監視すべき国連や国際司法裁判所のあり方が問われています。ビジネスではもちろん消費者を守ることも大変重要ですが、これらの交渉ややりとりなど監視する組織を強化していくことが重要だと思います。検察と被告人の取り調べの可視化や入管施設内での被収容者の扱いなどの問題にも同様なことが言われていますよね。コロナ禍も相まって、力のあるトップのあり方、リーダーがどう振る舞うかが、人類の未来を占う鍵といっても過言ではない時代に突入したと思います。