昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

Equal OpportunityとSerendipity(”目標とコントロール感”の続編)

 前回のブログで私は自分でコントロールできない要素があるものに過大な目標、期待をかけないほうがよいかもしれないという趣旨のことを書きました。しかしながら、これらの類をコントロールする仕事をするところがアメリカの大学などには備わっています。それがOffice of Equal Opportunityです。Race, color, religion, sex, sexual orientation, transgender status, gender expression, national origin, citizenship status, age, disability, genetic information, or veterans status in employment, education, and all other programs and activitiesなどでは差別されず、ハラスメント・報復などもなされないとしています。この部署が監視しているため、新規雇用などで、偉い方が有色人種の方を”非常勤で採用”と決定しても、いや常勤相当の仕事だから”常勤で雇用”となったりすることは紛れもない事実です。

 私が昔聞いた話では、米国ではこのようなアカデミックでリベラルな場所において求人で有利なのはnative american(インディアンですね)や有色人種(日本人も)、女性だそうです。つまり白人の男性は、求人でこのような人たちより優秀でないと採用されないようでした。native americanの血が少しでも入っていれば、奨学金が必ず貰えたりもします。つまり差別されてしまいがちな人は守られるが、逆差別もあり得るということにもなるようでした。ただし、力量が上であればよいわけですから逆差別とは言えないのかもしれません。ほぼ単一民族アイヌや沖縄の問題があるのでこのように言えるかどうかわかりませんが)であったこともあり、ハラスメントなどを訴える部署が増えてきてはいても、けんか両成敗のようになってしまうことなどが多々あるような気もして、日本は米国に比べまだ遅れているように思います。もちろん、米国でも最近の黒人差別がかなりエスカレートしていることや、白人でもユダヤ人に対する差別などもあり、南部と北部、州によってもEqual Opportunityに対する向き合い方は違うのかもしれません。また大学などのリベラルでアカデミックなところと、そうでないところの違いも激しいのだと思います。

 デジタル庁を置くというのが、菅さんの政策の目玉だそうですが、重要な提言をして職務を全うしていたとしても政治家の言うことを聞かないとされ、飛ばされてしまうような官僚が差別されないよう、またアベノマスク作成決定、Go to キャンペーン請負、森友・加計問題、「持続化給付金」の再委託問題などの再発を防ぐよう、Equal Opportunity庁を置けば、菅さんの面目躍如なのではないかなと思います。

 さてSerendipityとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることだそうです。私は同名のハリウッド映画が好きなので、この言葉が好きです。世の中コントロールできないことが多くても、Equal Opportunityをよくみていてくれる部署や人がいらっしゃれば、目標をもって職務を全うしているような人に不遇なことがあっても、Serendipityが必ず起きると僕は信じています。これで投稿が50回になりました。読んでくださっている方には大変感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。