過去の遺産との決別と覚悟
今月は更新していませんでしたね。夏休みを数日とったのもありますが、夏休み中も移動中などは仕事をしていて、負債大ありで更新できませんでした。
さて巨人軍は前回のブログ時と同様の状態で、全く上向きになりませんね。私は古い人間なので下記の記事にあるようなことを思い出しています。
野球人として私が尊敬する長嶋さんですが、川上監督の9連覇の後、最下位になりました。川上監督の時代は絶対的レギュラーがいて、若手が育ちにくい時代で、現在のようにFA、外国人頼みで若手を育てなかった状況とは微妙に違いますが、ある意味似たような状況と言えるのかもしれません。違うのは監督が代わっていることと、また最下位でしたが、この記事にあるように、一本立ちさせようと新浦投手を打たれても打たれても使ったことなどや、その後も下記の記事にあるように、後に主力となると信じた選手を徹底的に鍛え上げたところが違うところですね。やはり相当な覚悟を持ってチームを立て直したと私は思います。
それに比べると、現在の原監督の選手起用法や一二軍の選手入れ替えに関しては私にはあまり理解できず、うん?と思うことがあります。トレード要員、現役ドラフトに出す選手、自由契約選手の見極めをやっているように見えますし、選手起用にしつこさや一貫性がなく、長嶋監督のように過去の遺産にこだわらず、一から見直そう・育てよう・課題を解消させようという覚悟が希薄なのかなと感じます。
一貫性や覚悟のなさからか、今まで一岡投手、大田選手、平良投手、田口投手、宇佐美選手、沢村投手(原監督でない時代の選手もあったかもしれませんが)などが放出され、他球団の主力、あるいは準主力になりました。これらの選手が巨人で育て上げられれば、現在のような巨人の状態はなかったのではないでしょうか?原監督にもそれなりの理由があったのではないかとも思いますが、FA、トレードの失敗など過去の負の遺産が酷すぎて、今回、大田選手など普通なら戻ってきてくれと手を挙げてもよいところ、今までの失敗の経緯から、自由契約に近いFAでも手を挙げにくかったのではないかなと思います。
私は今年どうあろうとやはり過去の(負の)遺産と決別し、人心一新を望みます。新しい監督、コーチの下で新しいビジョンで選手を育て上げ、強い頃のスキのない巨人軍を作り上げ、日本シリーズで妬ましいほどの強さをみせつける、それでいてゲームは面白く、途中でテレビを消すのがはばかれるような試合をぜひ観たいなと思います。いまはほとんど試合の結果を見るだけで、テレビをつけても”ああこりゃだめだな”と見切りをつけ、結果を確認しても全く予想通りです。試合中録画番組などをみてしまう今日この頃です。勝っても負けてもつまらない試合を見せるチームからはファンは離れていきます。ドラフトもつじつま合わせではない、夢のある選手(現在頭に浮かぶのは高松商の浅野選手や誉高校のイヒネ選手ですね)を覚悟をもって指名し、見切りをつけず育て上げてください。ある意味出直すことを考えると、最下位のほうがドラフト1位級を二人取れます。ここは長嶋監督のように選手を育てることに集中して最下位でもよいのではないかと思ってしまう私は、アンチではなく真の?巨人ファンだと思っていますが皆さんはどう思われますか?