桑田真澄コーチ就任と「敵を憎むな、判断が鈍るぞ」
桑田真澄さんが巨人に復帰しました。あれだけの実績があり、また勉強して裏付けに基づいた考え方・指導力もある選手がなぜコーチにならないのか不思議でしたし、私は下記のように過去のブログでも桑田さんに関しては何度か取り上げています。。
prokenkougiants.hatenablog.com
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しかし下記の記事をはじめとして、巨人の上層部や原監督と必ずしも良い関係ではなかったようです。
前回も取り上げていますが、年末に見たゴッドファーザーパートⅢでマフィアのファミリー率いるアルパチーノが、後継者と考えているアンディガルシアに対して「敵を憎むな、判断が鈍るぞ」とさとす場面があります。これらの記事が真実だとすれば、まさにこの発言と今回の桑田コーチ就任とは、かなり重なっている部分があるのではないでしょうか。
私も肌が合わない、自分とちょっと違う感性の方に関しては、過去にはこのように合わないな、なぜこのような振る舞いを自分はされないといけないのか、パワハラにあたるのではないかなどと常に考えたりした時期もありましたが、このような状況に至るには自分の態度やふるまいにも問題があり、世の中やはり人間関係であり人間関係を先によくするべきで、正しいと考えられることでも押し通すのではなく、相手が求めていることもしっかり受け入れた上でないといけないと思いなおしてきました。どちらでもよいだろうというようなことに関しては、自分では違うと思っていても、相手の意見を取り入れるなどなるべくぶつからずにやっていくことが重要だとも考え、どんな相手に対しても常にフラットな態度で接することができるよう努めるようにしてきています。
もちろん、自分と志が似ていて、感性も合う方で実力もある方たちで組織を強くできれば一番楽なのですが、そんなことはあり得ず、我々を見て若い方たちが育っていくことを考えると、タイプはかなり違うだろうなという上司たちがうまくかみあってやり遂げていく姿をみていくことは、彼らにとってとてもよいことなのではないのかなと思います。
今回の巨人軍・原監督・桑田コーチの再結成は、打倒ソフトバンクには大変重要なことであったと思いますが、皆さんはどう考えられるでしょうか?私は巨人OBではもう一人、川相昌弘さんに早く巨人に戻ってきてほしいと思っています。今の巨人はソフトバンクに勝つには細かい技術や、この場面でどんなことを考えたらよいのか瞬時に自分で判断することに関して欠如している部分が多いのではないかと思います。川相さんが一軍の守備走塁コーチなり、ヘッドコーチをされれば、このあたりは解消できる可能性があるのではないかと思います。阪神も最近川相さんを臨時コーチにしてバントの極意などを伝授してほしいと考えたようです。打倒ソフトバンクで、「柔よく剛を制す」のような形でもよいので、新しい巨人軍野球、セリーグ野球でソフトバンクやパリーグに対抗していってほしい、おもしろい野球を見せてほしいとプロ野球の一ファンとして願っています。