昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

目に見えるものと見えないもの

 石立鉄男主演のホームコメディドラマに「雑居時代」という知る人にとっては大変有名な作品があります。その中で大原麗子さんが、確か「恋だとか愛だとかそんな目に見えないものが本当にあるかどうかわからないのに」というセリフを言われたと思います。恋人役の石立さんはその後「自分にはあった」と話し、そのような言葉を聞きたかった大原さんを安心させます。またメルギブソン主演の「ハートオブウーマン」では、入浴中たまたま感電した後、女性が頭で考えていることがわかるようになってしまい、それを仕事やプライベートに生かしたり、楽しんだりして新たな人間性を培っていくというハリウッド映画があります。このように目に見えないものを感じ取ることは非常に難しいものです。さらに言えば、人間なんていい加減なもので、その時考えていたことを忘れてしまい、しばらく後には全く正反対のことを考えることもあるでしょう。ドラマや実際の場面でも特に問題ないと思っていた人間関係において、突然相手から思わぬことを言われたりすることも多いのではないかと思います。

 コロナ禍で増えていると思われるオンライン会議やオンライン就活、オンライン婚活、オンライン診療などでも、画面で目に見える表情やしぐさの確認なども大変でしょうが、それを含めてどうやって解釈し、評価し、前に進めていけるのでしょうか?現在再放送中の「逃げるは恥だが役に立つ」では主人公の新垣結衣さんは、オンラインではありませんが、就活で採用寸前の最後の二人になったりしても、ことごとく落とされてしまいます。まあ役中の新垣さんが大変有能で魅力的な方なので、よほどのことがない限りドラマでしかありえない設定だとは思いますが、実際の社会でも地縁、血縁、学閥などその他の要素が大きいのでそうとも言えないかもしれません。

 今後はオンライン要素が加わるので、オンラインでなければ採用されていた、オンラインだから採用されたということは、十分あり得るのだろうなと思いますし、オンラインでのアピールの仕方などさらに新たな能力、人間の柔軟性が求められるのでしょう。この場合、これからの時代にしっかり対応できそうな方々という視点が大事なんだろうなと思います。

 前回でお話した「クルマでいこう!」の岡崎五朗さんが車のスペックに表れないクルマの魅力についてよくお話されます。実際社会ではスペック(学歴、肩書、地位、性別や容姿など)重視でモノをみる方も多いと思いますが、やはり最後にモノを言うのは、その人の人となり、人間力、魅力だと思います。オンラインでもぜひこのあたりの王道ともいえるべき評価基準については見失わないでいただきたいなと思います。採用者は人選を誤ることにより、その組織が将来弱くなり、ひいてはその組織の存続に関わると考えるべきだと思います。

 スペックといえば総理大臣は肩書、地位とも日本では最高なはずなので、ぜひお辞めになるときには、私はこれだけ日本・国際社会のために尽くしたということが誇れるように(もちろんそれは自己満足ではだめで日本・国際社会から評価されなければなりません。)、次の政権につつがなく移譲していただきたいなと思います。また”目に見えないものも含めて”直接的にその総理を選んだ与党、また間接的には選んだことになる我々国民も日本が弱くならないように責任を持った選択や行動をせねばならないと思います。