検診の効用とプロ野球
毎年の検診の結果にどきどきしている人たちも多いと思いますが、皆様はいかがでしたでしょうか?私もいくつか問題を持っていますが、今年の結果ではLDL(悪玉)コレステロール高値と側彎症に関してが特に気になる点でした。なお側彎症に関しては子供の頃から指摘されているものですし、コレステロールに関しても以前から指摘されているものです。側彎症に関しては、姿勢に気を付けるように言われ、コレステロールに関しても、運動すればすぐによくなりますよと検診の結果を話してくれた医師から言われました。
さて、検診はこのように病状が悪くなる前の予防や病気の早期発見に大切なもので、私が今年知らされた結果に関して、それ以外も大変参考になり、今後の自分の健康維持のためにすることの確認にもなり人生百年時代を念頭に、これからすべきことを頭の中で整理できました。
巨人のFAの今年の美馬投手に関する失敗は、今後の健康維持やケガのケアに関するロッテのシステムとの差にあったと指摘する記事もありました。私はそれに関しては「なるほどね。」と感じました。ロッテの順天堂大学病院との医療面、栄養面、コンディショニング面での提携が発表されましたが、巨人はそちらに関して何か同様のシステムの提案はあったのでしょうか?
私は各選手の検査結果(だけではすみませんね。骨や筋肉の質や付き方、体質の把握、性格、精神状態、認知行動の傾向など)のデータをもとに、どうしたらケガをせずに済むか、またどういう食事やサプリメントが最適か、どういうトレーニングが必要かを考え、さらに行動パターンなどにも目を光らせ、かなり綿密にアドバイスをして、ケガや病気の防止だけでなく本人の能力アップに努めるべきだと思います。例えば、巨人の吉川尚選手は昨年開幕直後の好調期に腰痛を発症しました。これらの面で万全の体制をとっていたのか、今後の腰痛の再発予防にどのような体制をとっているのか、これを個人の責任、管理に任せていてはだめだと思います。もちろん記事にならないだけで、十分な管理・指導をしているのかもしれませんが、こういうことに関して積極的に発信する、これこそが球界の盟主たるチームのすることではないでしょうか。私は巨人軍のそういう記事を目にしていないので、もしそのような発信がないとすれば、その点でもFAに負ける原因の一つだったと言えるのかなと思います。
今年のシーズンではケガや病気が多かったので成績に結びつかなかったなどということがないよう、各人が素晴らしい成績で日本シリーズに雪辱できるよう、巨人軍が「無病息災」で力を発揮できることを祈っています。