昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

「風の向こうへ駆け抜けろ」と「人馬一体」 

 皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて皆さんのお正月はいかがでしょうか?コロナ禍も2年目、感染のリスクに対応しながら、昨年の自粛一辺倒から変化はあるのだと思います。

 私は年末にとりためていたビデオも少しみることができ、その中に「風の向こうへ駆け抜けろ」という全2回のNHKドラマもありました。なかなか良いドラマでした。

NHKのホームページにはこうあります。

「私は勝ちたいんです!」新人女性騎手、芦原瑞穂のひたむきな情熱が、人生を諦めていた人々の心に火をつけ、廃業寸前の厩舎が桜花賞に挑む!居場所を無くした少女と一人の男が出会い、馬を愛し、騎手の夢を諦めず挑み続け、その愛が周りの人々を結びつけ、共に未来に駆け抜けて行く。その風を、震災10年を迎える福島の桜が優しく見守る。

www.nhk.jp

 私は競馬に関して全くやったことはありません。しかし、今回のドラマで競馬のことが少しわかって?楽しめました。「馬を道具と思ってはいけない、馬は人間と一緒に生きるパートナーであり、馬と騎手が一緒に強くならなければ勝てない。馬を操る技術だけでなく、馬に操られる技術を持ち、人馬一体とならないと強くなれない、勝つことはできない」というのが今回のお話から私に理解できたことです。

 さて、また野球のことに目を移しますと、昨年の巨人は負けるべくして負けたと思います。”馬”を”選手”に置き換えるとそれがよくわかりました。”馬と選手は違う”とお叱りを受けそうですが、競馬では騎手と馬、野球では首脳陣と選手に置き換えても、おかしくはないのかなと思います。昨年は、トレードで慕う選手も多く、FAから三顧の礼で迎えられた炭谷選手が去り、不祥事で日本ハムの退団を余儀なくされた中田選手が巨人に来たとたん禊(みそぎ)もなく、一軍で起用されました。外国人のエリック・テームズ選手は準備不足もあり?、デビュー戦で大けが、ジャスティン・スモーク選手はホームシックで退団、スコット・ハイネマン選手は常用していたサプリメントが日本で認められず?、体調不良で退団しています。これだけのことをみても「人馬一体」とはとても思えません。選手と首脳陣の間に相互理解がしっかりあったのでしょうか?さらに下記の記事を見ても、相変わらずだなと思いました。選手には「強い自立、自覚」を求める上から目線の一方、選手には責任が全くない数々の失敗に関して、読売・巨人のフロント・首脳陣、運営に携わる方々においては「強い自立、自覚」があるのでしょうか?

www.msn.com

news.yahoo.co.jp

  もちろん、記事になるのは氷山の一角であり、着々と読売・巨人のフロント・首脳陣、運営に携わる方々の意識改革は進んでいるのかもしれません。しかし、個々の選手が首脳陣の意図をよく理解し、「私は勝ちたいんです!」という意識をもつことができなければ、来年もチーム一丸となって戦うことはできず、昨年と同様の結果になりかねません。昨年も今年も今のところ個々のレベルアップの話ばかりで、「人馬一体」の話は出てこないように思います。野球は言うまでもなくチームスポーツです。競馬のように”馬と騎手”に凝縮されるような競技であっても、厩舎で働いている人たち、馬主の方など、それぞれの方々が努力して勝利を得ているのです。今後は下記のような「一枚岩でつかんだ日本一」のような記事が巨人から出てくることを望んでいます。

www.nikkansports.com

速い1日、1年と長い1日、1年

 またもしばらくぶりのブログ更新で申し訳ありません。昨日仕事納めでしたが、体調は疲れが出て昨日今日と悪く、少しずつ改善してきたので更新する気になりました。元気がないときは頭がうごきませんよね。今年の仕事を納めたときはスムーズに終わった気がして、昨年よりずっとよかったなと思いました。しかし冷静になってみると仕事納めとは言っても、思い浮かぶだけでも宿題が6つ?くらいあり、どう休んで、どう仕事しようかと考えています。

 さて皆さんはこの1年どうだったでしょうか?私は速かったなというのが率直な印象で、楽しいことは多くなく、辛いことが多かった気はしますが、長かったなとは思いませんでした。よく”辛い”一日であると長い1日だったなどと思ったり、受験を控えていてそれが終われば勉強から解放されるなど、解放されるまでに辛い日々が続く場合にも”長い”と使うことが多いと思います。逆に「一日千秋」といわれるように”会いたい人や楽しみな出来事が控えているため、早くその日、その時にならないかと強く望んでいる状況で、1日がとても”長く”感じられ、待ち遠しく思う”場合もやはり長く感じられるのかなと思います。皆さんはどちらが多いでしょうか?残念ながら、僕は前者のほうですが、時間はものすごく速く過ぎ、ちょっと大変なことが終わると”ほっ”とはするものの、すぐにまた次のことが始まっている感じで、1日、1週間、1か月、1年があっという間のような気がします。

 さて野球に目を移しますと、巨人軍は相変わらず、故障者続出で来季の飛躍が期待される若手が下記の記事のようにまたケガをしています。巨人のトレーニング施設は他の球団よりずっとよいと移籍してきた選手が言われるのに、なぜこのようにケガが多いのでしょう。私は2年前に下記のブログでロッテがいち早く、順天堂大学病院との医療面、栄養面、コンディショニング面での提携が発表されていたことを取り上げました。

ようやく最近巨人軍も重い腰を上げ、同じ順天堂大学との”スポーツ医科学の見地から選手のコンディショニング向上を目指す”プロジェクトを始めました。原監督は下記の記事の中で中4日、中5日の投手起用で沈んだ巨人軍について「世の中の人はこの起用法をマイナスに言うけれど、メジャーリーグを見てみろというのはありますよね。メジャーの投手は中5日をベースに出来ているし、メジャーに挑戦した日本人の投手も、ケガなどの事情がない限りは中5日のローテーションに順応して投げている。.....」と述べられていますが、ではそれぞれの投手のコンディショニングはしっかりできていたのか?また人種の違いや、個人個人の筋力、筋肉の質、筋肉の付き方などを評価されていたのか?根性論に走っていなかったか?と思います。この記事でも巨人にいらっしゃった西本さんに指摘されているように、それらをちゃんと評価したうえで、そういうローテーションをしたのなら、来期の中4日5日に生かせるでしょうが、しっかり見極めたうえでなく、”できるはずだ”などで強行突破しただけなら、管理者失格、失敗の責任逃れと批判されても仕方がないのかもしれません。

 下記の記事のように、メジャー、台湾、韓国、独立リーグなどの豊富な経験を持つ高津監督が奥川投手を中9日以上で起用して成功されたのと好対照だと思います。この記事の中で、野村克也氏は、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言われたことも取り上げられています。つまり失速したのは不思議ではなかった、選手それそれが悪いのではなかったということだと思います。原監督や首脳陣がこのような感覚を持たない限り、また負け続け、ファンは”早く勝たないかな”、途中であきらめ”来期に期待する”などと、来季も長い1年を送るのではないかと懸念してしまいます。

 順天堂との提携までロッテに遅れること2年、ソフトバンクのように育成に力を入れるまでに?年もかかり、巨人軍が球界の盟主だったというのははるか昔のことになっています。原監督も今回監督になられた新庄さんをリスペクトした記事が出ておりますが、新庄監督の話題に乗っかるのではなく、二番煎じではなく、きちんとした裏付け、理論を持って、もっと球界の先陣にたってやることを考えない限り、球界の盟主に再び立つことは難しいのかなと思います。巨人軍の首脳陣は自分たちの宿題がどのくらいあると考えているのか?もし選手たちだけに宿題を背負わせるというのでは強くなれないでしょうね。私はいまのところ巨人ファンをやめるつもりはありませんが、もしかすると巨人軍の長い1年がいつまでも続き、日本シリーズを一日千秋の思いで待つことがないことも続くと、ヤクルトファンになってしまうかもしれませんね。今年も大変お世話になりました。皆さんよいお年を。

 

news.yahoo.co.jp


 

prokenkougiants.hatenablog.com

 

www.juntendo.ac.jp

number.bunshun.jp

 

www.nikkan-gendai.com

 

www.tokyo-sports.co.jp



「カムカムエヴリバディ」と「On the sunny side of the Street」と「沈まぬ太陽」

 ブログをご無沙汰しておりました。師走は皆さん大変お忙しい時期と思いますが、私も同じで、いや皆さんよりは時間があるかもしれませんが、一段落がついたと思われたのが今日なのでしばらくぶりとなってしまいました。しかしながら自分の中では年末までに少なくとも3つほどめどを立てなければならないことがあり、また明日からいくつかの関門を考えるとつらいなあと考えてしまいます。

 さて皆さんは「カムカムエブリバディ」というNHKの朝ドラをみていらっしゃるでしょうか。私は普通の時間帯にはみられないので、録画してあとで見ております。もともと「恋は続くよいつまでも」以来の上白石萌音さんの大ファンなので見始めたのですが、やはり演技が素晴らしいなあと思いつつ、ドラマの魅力にもはまっています。金曜日の第30回では世良公則さんの素晴らしい熱唱と演技を見て大変励まされ、勇気づけられました。年齢を感じさせない、公則さんならではと感じさせる歌声でした。「On the sunny side of the Street」はよく聞いてみると、昔、石立鉄男さんのコメディドラマでそれをモチーフとしていたようなバックグラウンドミュージックを聞いたことがあるなという感じのメロディーで、懐かしさも感じました。

 

www.excite.co.jp

 さて上白石萌音さん演じる橘安子さんは、誰もが好きになるようなとても素晴らしい方ですが、困難を克服したと思うと、また困難が現れ、主題歌に出てくるような「不穏な未来」がこれでもかこれでもかと出てきます。それでも彼女はへこたれず、また周りに助けてくれる素晴らしい人たちがまた、次々と出てきます。この方のモデルの人がいらっしゃったのかどうか私はよく知りませんが、このドラマを見ていて、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を思い出しました。この方にはモデルがいたことはよく知られたことだと思いますが、主人公の恩地元さんとダブりました。

 このお二人に共通することは、しっかりとした価値観、信条、強いこだわりを持って生きていたことだと思います。おそらく、このような生き方をする方たちは少ないのではないかと感じました。私も少しはこの方たちのようなところを持って生きたいと思いますが、この方たちのように振り切れたような生き方はできないのかなと思います。ではなぜ”ここまで頑張らなくてもいいのに”、もう少し”世間に流されて生きれば楽なのに”と周りは思うでしょうが、この方たちはそうは思わないのですね。なぜなら逆にそう生きると逆につらく、苦しくなってしまうのだと思います。私はこういう人たちは実在すれば応援したいといつも思いますし、皆さんもそうでしょう。でもそうはならないのが、世間の常、「沈まぬ太陽」の周りの人たちの悪役のモデルになった方たちは、足を引っ張り続けるわけで、もし後になってできたこのドラマを見ていたらどういう気がするのかな?、ああ我々は”ひなたの道(On the sunny side of the Street)を歩んだな、死ぬときにもああいい人生だった”と思うのかな?”といつも思ってしまいます。

 しかしながら、このような方たちが、会社の中枢にいたわけですよね。「半沢直樹」のドラマでも実際のモデルがいらっしゃるのでしょうし、このようなことがまかりとおる世の中が改善されない限り、世の中救われる人が多くはならないんだろうなと思います。おそらく世の中は常にこのような理不尽なことが起きながら流れていくわけですが、このようなドラマでの悪役たちの言い分もぜひ聞いてみたいと思ってしまいます。どのような信条、価値観、こだわりがあるのか?、山崎豊子さんは亡くなられていますが、沈まぬ太陽の悪役の方たちのスピンオフドラマを、藤本有紀さん(カムカムの作者)にぜひ作ってもらいたいと思う今日この頃です。カムカムエヴリバディではあまり悪い人が出てこないところが、「不穏な未来」を何とか見ていられる理由なのかもしれませんね。

ja.wikipedia.org

 

 

じゃない方の巨人?

 日本シリーズも始まりましたが、ちらっと見たところでは奥川投手が好投し、昨年までの巨人の日本シリーズの戦いぶりとヤクルトの戦いぶりは違うようで、巨人はやはりいまや”じゃない方”のチームかなと思いました。ただし結局はマクガフ投手の乱調でサヨナラ負けで残念でしたが。

 さてテレビ東京の深夜ドラマなので皆さんはご存知ではない方が多いと思いますが「じゃない方の彼女」という秋元康さん原案のドラマがあります。もともと濱田岳さんが好きなので録画してみたのですが、これが結構面白い。乃木坂46のメンバーなど一人も知らなかったのですが、メンバーの一人である、主演の山下美月さんの演技が上手なので、毎週の楽しみになっています。“じゃない方”として特に目立つことのない人生を歩んできた真面目な既婚男性濱田岳さんが、妻“じゃない”はるか年下の女性山下美月さんに振り回されるさまを描く不倫コメディということで、”じゃない方”という表現も新鮮でした。

www.tv-tokyo.co.jp

 

 今年のドラフトでは、くじが当たって一番の成果を上げたのは西武かもしれませんが、昔の巨人を思わせる?うまいドラフトをしたのは日本ハムだと私は思っていました。ドラフトが成功したせいか、主力と考えられるものの、今年は成績が落ちてきて下り坂かもしれない選手3人は、見返りなしのFAとなり、日本ハムは契約しませんでした。栗山監督が退任され、新庄新監督の構想から外れていたのかもしれませんが、巨人を反面教師にされたかのように思い切りのよいことをされるなと思いました。西川選手は生え抜きなので、生え抜きと他球団出身で差をつけているようにもみえませんし、新庄監督は全ての選手たちを横一線の争いにすると公言されています。

news.yahoo.co.jp

 さてその一方、巨人軍は下記の記事のように相変わらず”あれれ”という感じですね。自由契約→育成選手になった方の中にはこの山下航選手と堀田投手のみならず、今年活躍した田中豊樹投手や香月一也選手もいます。鍬原投手はケガから復帰して支配下にされたのにまた逆戻りです。三人ともまたケガなのかもしれませんし、一からの出発で出直しということなのかもしれませんが、中田選手や陽選手などの実績のあるベテラン選手が優遇されているように見え、横一線に考える日本ハムと真逆ですね。堀田投手などは終盤イースタンで活躍したので、他の球団にとられてしまったら目も当てられないと思います。選手を横一線で色眼鏡なく見られているのであればよいですが、この記事でもわかるように大量の若い選手たちが”飼い殺しにされてしまうのではないか”と不安になるのも不思議ではない選手起用の実態があることは、この若い山下航選手の行動からも明らかでしょう。

news.yahoo.co.jp

 以前の記事で私はこのようなことが起こるのを心配していました。

多量の優秀な若手を抱える素晴らしいシステムを作っても、それを指揮する人間の頭が旧態依然とした「おっさん的価値観」で動いていては、新しいシステムを動かすことは難しいでしょう。私の尊敬する野球人の一人である川相昌弘さんも巨人に入られたので、ぜひ今までの巨人軍を解体し、”育成下手じゃない”方の巨人を見せてほしいと思います。また山下航選手にもぜひこれから活躍していただき、”育成選手じゃない”方の山下航選手の活躍を見せてほしいと思います。まずありえませんし、山下航選手のほうがお断りになるでしょうが、トライアウトの活躍で巨人が方針を変え再度支配下で獲得するのもありなのかなと思います。

prokenkougiants.hatenablog.com

 

見せる(魅せる)野球と見せられない(魅せられない)野球

 しばらくぶりの更新で申し訳ありません。まだまだ私は課題が山積みで努力しなければならないことが多く、仕事に追われる日々を続けています。 

 巨人軍の今季の戦いが終わりました。ヤクルトには勝てないと思いながら、タイガースに勝ったところから、少しは良い試合をしてくれるのかと思ったら、昨年、一昨年の日本シリーズをほうふつとさせる戦い方で再度驚きました。

 前々回で「現在の巨人首脳陣に関しては一新”血(知)の入れ替え”をしていただきたいと思います。」と私は書きましたが、下記の記事などからも想像できる全く予想通りの展開で?宮本コーチのみに責任をとらせ?、”いやになったのかな”と思われるコーチたちは辞任し、他のチームのコーチになった、あるいはこれからなる方も多いようです。さてこれらの記事どおりに巨人軍の現場の組閣が進んでいても、読売も巨人もどこ吹く風で我が道を行くという展開です。  

bunshun.jp

 阪神とのCSファーストステージは、第2戦ノーアウト1塁で丸選手のセーフティバンドがきれいに決まり、さらに亀井選手のバンドで1アウト2塁3塁にして得点しました。またノーアウト満塁で若林選手が最初の絶好球を見逃し、その後しまったと思ったのか、ボール球空振り、ボール球で打ち取られ、ああ今年の巨人の展開だなと思ったところ丸選手がきれいにタイムリーを打ち、”あれちょっと変わってきたな”と昔の巨人軍を思わせるようなうまい、ミスを帳消しにする戦いぶりで、期待を持たせるものでした。

 ところがヤクルトとのセカンドステージでは若武者奥川・高橋奎二投手にひねられ、特に2戦目は坂本選手の悪送球?かもしれないが、中島選手は一塁ベースから離れて立っていてセーフ、その後菅野投手や坂本選手も失笑したと噂される満塁策で、菅野投手のすっぽ抜けの投球で押し出しで万事休す。3戦目は勝てる可能性はあったのに、ビエイラ投手が不安定なところ、あと3回をどうするかなと思ってしまう展開で、メルセデス投手を80球6回で降板させ、案の定あっさり逆転されるという、とてもかつての巨人軍のスキのない野球とはかけ離れたものでした。また3戦目が始まる前から、4戦目は”全盛期の投球とは程遠い投球かな”と思われる高木投手が先発予定、相手は小川投手、戦う前からこれはちょっと.....という感じで、いったい巨人軍の中で何が起きてるの?という感じでした。

 ヤクルトは勢いのある若手、巨人はヤクルトと比較すると”昔の名前で出ています”というような選手が目立ち、勢いの差はいかんともしがたい感じでした。私は亀井選手は今の巨人の中では最も好きな選手のうちの一人ですが、陽選手を残留させるならなぜ陽選手も使わないの?と思います。事情はあるのでしょうが、向こうが若手で来ているわけですから、八百板選手を先発で使う、せめて今村投手を4戦目のスターターにする、2軍で好調といわれる堀岡投手を負け試合の1戦か2戦で投げさせ状態を見て第4戦のスターターに抜擢するなど、すこしは”おお”と思わせることをしないと、ペナント終盤と変わることなく、相手から見ても全く怖さがないと思います。

www.sponichi.co.jp

 

 さて、下記の記事にお示しした通り、私の尊敬する野球人の一人である広岡さんは下記の通り、原監督にかなりお怒りのようです。全くその通りだと思いますし、タイプの違う方で、やはり私の尊敬する野球人の一人である長嶋さんも現役時代からそう思っていましたが、下記の記事のようにファン目線の野球をしてファンを喜ばせていました。今の巨人軍がこれらの視線を持ち合わせているでしょうか?

 巨人軍の首脳陣の方々はぜひよく考えていただき、独りよがりの野球、見せられない(魅せられない)野球でなく、見せる(魅せる)野球をしていただきたいなと思います。僭越な物言いで大変申し訳ありませんが、そのためには広岡さん、長嶋さん、そして日曜朝のご意見番の張本さんなど今の巨人軍の課題をよくお分かりの方としっかり話し合われた方がよいのではないかと思います。

www.news-postseven.com

 

www.news-postseven.com

 

www.asagei.com

 ひとつ私にとって朗報だったのは下記のニュースです。これからのストーブリーグではいい意味で裏切られるような、巨人も変わったなと思わせる巨人軍の素晴らしいニュースを期待しています。 

news.yahoo.co.jp

 

保守・革新と巨人軍

 出口治明さんの「還暦からの底力」を少し前に読みました。還暦からでもしっかり働くことができるという励まされる内容で、人間年齢であきらめてはいけないんだなと再認識しました。

 その中で再確認できたことがありました。皆が満足していてさほど不満がないのならそのままでいいというのが保守主義の基本的考え方であり、賢い人がきちんと考えたとおりにやれば世界はうまくいく、これが革新主義だそうです。伝統や慣習を大事にする、人間が心地よいと思うものは残しておけばよい、うまく回っていることについては正しい、これらの保守主義の根幹は人間はそれほど賢くないという人間観にあり、革新主義との違いは人間の理性を信じるかどうかにあるとのことでした。

 さてこれらのことを考えると、政治にしろ野球にしろ保守勢力の方たちで保守を貫き、革新勢力の方たちで革新を貫いている人たちは多くはなく、うまくいかなくても「俺たちはこれでいいんだろ」と我を通す方が多い気がします。

 巨人は連敗を脱し辛うじて、CS進出を決めています。しかし残念ながら今やっている最終戦も??の様相、戦い方が進歩している感じはしませんし、優勝争いをしているときに大失速していることでうまく回っていなかったことは歴然としています。相変わらず大味な野球で、巨人のV9時代と比べると差は一目瞭然です。球際に強い選手はごくわずか、一生懸命やられているのはわかりますが、場面場面で考えて野球をやっている選手が少なく、どんな場面でも同じように一生懸命打つ、一生懸命投げる野球をやっているように思います。大量点差では勝てますが、大事な試合でここで1点というようにコツコツ積み重ね、僅差で勝てる強いチームには見えません。ここで進塁打、バント、ヒットエンドランなど細かい野球ができていない気がしますし、守備でもファインプレーはありますが堅実なプレーはできていない気がします。そして、打てなければ選手のせい、打たれれば選手のせいというような首脳陣からの発言も目立っています。巨人軍の山口オーナーは「結果が出ていないので色々と批判もあるかと思うが、原監督との信頼関係は変わっていない」と発言していらっしゃいますが、このように最終責任をとるべき首脳陣が、自分たちの指導・起用法や作戦を棚に上げ選手のせいにして「結果が出ない」と片付けてよいのでしょうか?

 ソフトバンクの工藤監督は、2年連続完膚なきまでに巨人を叩きのめし、抜群の成績を残したにも関わらず、今年1年うまくいかなかっただけで、残留要請をお断りになられています。もちろん両軍とも表面に出ないいろいろなことがあることは確かでしょうが、このまま現在の巨人軍が体制を立て直すことなく来年を迎えても、日本シリーズで良い試合をすることはできないだろうなと思います。

 政治の世界でも保守と革新が融合し、輝く未来のある日本を作っていただきたいなと思うとともに、巨人軍も新首脳陣がしっかりとした考え方のもとに、本当の意味での保守と革新を行い新しい巨人軍を作り上げ、日本シリーズでも良い戦いをして、我々を楽しませてほしいと切に願います。

npn.co.jp

news.nifty.com

gendai.ismedia.jp

www.msn.com

www.nikkansports.com

「さよなら おっさん。」と巨人軍

 古い価値観やシステムに拘泥し、新しい変化を受け入れない。
自分の利害のことばかり考え、未来のことを真剣に考えない。
フェアネスへの意識が弱く、弱い立場にある人に対し威張る。
そうした「おっさん的価値観」が牛耳る日本社会、日本経済と決別しようというメッセージこそが、「さよなら、おっさん。」なのです。

newspicks.com

   最近の巨人軍の戦い方を見ているとまさにこれだなと思います。

巨人としては、去年から育成システムで血を入れ替え、フリーエージェントシステムで適宜育成が進むまで補填し、新しいことをやっていくとアピールしていますが、今の戦い方は旧態依然であり、どこのチームもやっていないようなやり方で戦い、下手すると3位確保もおぼつかない状況になってきています。巨人軍は「部外者が何もわからないくせに」とお怒りかもしれませんが、巨人ファンでいまの試合をまともに最初から最後まで見たいと思っている方は”真のコアな巨人ファンと言える人”か?、または”単なる巨人びいきといえる人”?かもしれません。私はどちらでもありません。

www.sponichi.co.jp

 なぜ、システムを新しくしても旧態依然となってしまうのか、もちろんシステムを使うのは人間なので、人間の頭が旧態依然としていれば、「おっさん的価値観」が牛耳る巨人軍と決別はできないと思います。

 内情はどうかわかりませんが、自民党岸田文雄さんは今回は最初から精力的に政策論争を立ち上げ、そのまま優位に立ち、河野さんを振り切った感があり、今後の日本を変えていってくれるのかなと私は期待しています。巨人軍は今回やはり人心まで入れ替え、3位を確保し、CSでしっかり戦い、新しい巨人軍を見せてほしいなと思います。また私は、残念ながら菅さんと同様、ご苦労が絶えなかっただろうとお気の毒には思いますが、現在の巨人首脳陣に関しては一新”血(知)の入れ替え”をしていただきたいと思います。10/11のドラフトでは、ぜひ新しい巨人軍を垣間見せていただきたいと心から願います。