昭和・平成・令和 徒然なるままに

徒然なるままに様々なことを思いつきで語りたいと思います。特にプロ野球の現在過去未来、ジャイアンツの戦略イメージについて語ったり、プロ野球選手や皆様の生活にちょっとしたよい変化を与えられるよう情報を提供し活動していきたいと思います。ふと心に浮かんだ取るに足らない話題ばかりで大変恐縮ですがお付き合いのほどお願いいたします。。

休みは自分のためならず

 コロナウイルス感染による皆さんの自粛で、街角も交通機関も人影まばらとなっています。今回のコロナウイルス騒動で仕事に影響がなかったとされる職業の方は少ないと思います。

 現在皆さんは働きたくてもコロナウイルスの影響で自分も休まざるを得ない、会社は部分的でも休業せざるを得ないという状況にある方は多いでしょう。これは自分のための休みではなく、まず家族や周りにいる方々、国民の方々のためでもあり、感染者とならない自分のためでもあります。「情けは人のためならず」というのと、逆バージョンのような意味になるのかもしれません。

 さて皆さんは有給休暇は消化されているでしょうか?私は幸いなことに現在まで健康を大きく害したことはないので、夏休みやゴールデンウイーク、年末年始くらいで、有給はわずかに消化したことしかありません。しかし、これは自慢できることではなく、本当は皆さんに迷惑をかけないように、有休休暇を消化すべきものと考えています。なぜなら、自分が休まなければ、やはり休まないほうがよいのかなと考える人も出てきて健康を害する人も出てくるでしょうし、家族にもいつもいないと何かと迷惑をかけることも多いと思います。他の様々な影響もあるでしょう。しかし、現在の私の勤務状況でうまく有休をとるそのような芸当は自分にはできないので、将来病気やケガで、有給を消化するようになるのかなと思います。これも周りに迷惑をかけてしまうのかなとも思い、もう少し考えないとまずいなあとは思っていますが。

 有休など休みをとらず、残業も多くして働き続け、免疫力を下げて病気になって結局は、有給、休暇、休憩をとらないで働いた仕事以上に、余計な仕事を周りにさせ迷惑をかけたりするのと、今回の政府の勧告措置に従わず、コロナ感染の収束の足を引っ張るのはある意味似ているのかなと思います。有休や強制の休みをとり終えたとたんに、その間の不摂生で病気になったりもやはり不謹慎ですし、他の同業種の方たちが休んでいるのに、自分たちは生活のためなどと称し営業するのも不謹慎で、両方とも結局は自分のことしか考えていないと思います。適切な休業、休みで会社や世の中の歯車がうまく回転したり、コロナ感染も収束させていく。これらはどちらも自分のためでもあり、周りの人のためだと思いますので、このような勧告通りにしている方や会社にはたっぷり補償をして、守らず営業をしたような会社や方には補償をしない、そのような納得のいく政府の補償を望みます。

 プロ野球を待ちかねている方は多いですが、やはり皆さんが納得がいくような無理のない形のみで開幕を望みます。

 

偶然と必然

 今回のコロナウイルスの発生と流行を皆さんはどのように感じられ、どのように考えられているでしょうか?偶然起きていることと考えられている方も多いかもしれません。しかし、世の中に偶然と言えることがあるのかどうか?実は偶然のように見えて、必然的に起きていることも多いのではないかと考えます。

 私は今回のコロナウイルスはもちろんSARS, MERSと関連しており、このようなことが偶然起きているのではなく、必然に起きていると感じます。2度あることは3度あるということわざと同じような考え方なのかもしれませんが、何かが背景に起きている、人為的なものが存在している(例えば地球温暖化が関係してウイルスが変異しやすくなっているからとか、誰かがウイルスの研究をしていて自分でも予想もしなかった新しいウイルスができてしまったとか)からなのではないかと思います。もちろん単なる推測であり、特に何か根拠があるわけでもありません。ただ、私は遺伝子の突然変異などの現象もたまたま偶然に起きるものではなく、何らかの理由で必然的に起きているものだと思っています。今回のコロナウイルスの騒動も、ワクチンや特効薬ができれば安心というものではなく、なぜ発生しているのかその原因や誘因を突き止める必要があると思います。たまたま偶然起きているものであれば今回一回きりとも考えられ、収束すれば安心、薬ができれば安心、免疫ができれば安心でしょう。しかし今回はかなり深刻な事態と考えますので、ウイルスの専門家には他の専門家と共同でしっかりいろいろなことを考えていただきたいなと思います。ウイルスの遺伝子は人間の遺伝子にも取り込まれるとのことなので、起きてしまったことは不幸なことですが、いずれ人間の進化にも役立てばよいなとも考えています。

 さて、プロ野球は開催が遅れています。今後も似たようなことが必然(偶然)的に起きる可能性はあるので、今回のことを教訓にして、開幕したときに開催期間が短くても楽しめる新たな取り組みや、この際現役ドラフトをwebミーティングでこの時期に行ってしまうとか(もっとも別球団に動くのも大変なので開催のときに異動するのがよいのかもしれませんが)、国民みんなが沈んだ気持ちでいる日々を少しでも明るくするよう、何か仕掛けてもらいたいなと思います。不謹慎な発言があるかもしれませんが、悪気はありませんのでお許しください。

コロナ感染予防と免疫力

 皆さんはおそらく、外出自粛を余儀なくされ、いろいろなことに不自由さを感じられていることと思います。さてニュースではあまり取り上げられないのでコロナウイルス予防を外出自粛とは違った観点で述べたいと思います。

 免疫力がないと、どんなウイルス・病原菌に対しても人間は打ち勝つことができません。そのため、家にいればコロナウイルスの感染は防げるかもしれませんが、健康体を維持できるということではありません。気をつけていても働きに出かけて風邪などを持ち込んでしまった家族が出た場合などでは、家にいても栄養もバランスが悪い、運動しない、日光浴もせず睡眠覚醒リズムが不規則で昼夜逆転の生活をしている、ということになると免疫力を下げる生活をしていることになり、風邪がうつってしまったということは誰でも経験があると思います。もちろんしっかりした生活をしていても、うつってしまうことはありますが。

 最近注目されているビタミンDについて考えてみると、日光浴不足などによるビタミンD吸収障害や生合成障害などで活性型ビタミンDへの変換が行なわれず、ビタミンDが欠乏し、くる病、骨軟化症、骨粗鬆症などのビタミンDでよくいわれる障害以外に免疫力が低下し、結核、癌、歯周病や自己免疫疾患などの疾病への罹患率が上がる可能性も指摘されています。また、日光浴しなければ、睡眠覚醒リズムが乱れやすくなり、夜間の入眠を促すとされているメラトニンの分泌も悪くなり、寝つきも悪くなり夜間睡眠の質が下がる可能性があります。そのほか適度な運動もしないと人間は免疫力・健康が保てないことはいろいろな面で実証されています。つまり外出しなくても、自宅で適度な運動をする+日光浴するか、人との接触に注意し外で適度な運動(散歩程度でも手をよく振って歩くなど)をするほうが、より免疫力が高くなり健康を保てる可能性があります。皆さんは家にいる時間が長くなるので家族団らんで笑顔を増やせば、さらなる免疫力アップにつながるかもしれません。

 プロ野球選手の皆さんも、開幕の遅れをプラスに考え、故障を癒すことはもちろんですが、この時期にいろいろな面でトレーニングに取り組み、技術だけでなく、免疫力などのレベルアップも図っていただき、ペナントレースでレベルの高いプレーをみせていただきたいなと思います。

 

スタミナと隠れ疲労

 プロ野球選手、特に投手にスタミナは必要です。先発投手は長い投球回を投げてこそ先発投手の責任が果たせる。救援投手も短い投球回ながら連投ができることが、その条件になってくるでしょう。

 巨人の高橋優投手は、オープン戦で無失点で切り抜けたにも関わらず投球回を重ねるごとに球速が落ち、スタミナがないということで苦言を呈され、140球あまり投げ込んだ結果、肘の故障という結果になってしまいました。また、桜井投手もオープン戦で先発をして序盤はよかったのですが徐々に打ち込まれ、救援再転向も?と記事に書かれ、2軍落ちしています。その後2軍の試合では8回110球あまりで2失点とまとめており、スタミナのあるところを示せたと首脳にアピールしています。もともと桜井投手はスタミナを買われてドラフト一位を勝ち取ったと聞いており、救援向きではないのでは?と思いますが、記事を読むとちぐはぐさを感じてしまいます。長距離が得意な陸上選手、短距離が得意な陸上選手がいるわけで、マラソン選手が短距離の選手になった話は聞きませんし、その逆もそうでしょう。先発と救援はそこまでの違いではないでしょうが、桜井投手もルーキーのシーズンで故障しており、それから這い上がってくるまで随分かかりました。私の私見ですが、もちろん疲れも関係しているのでしょうが、桜井投手はフォームが安定するかどうかがカギであり、やたら闘争心をあおってもだめで、投球時に精神と肉体のバランスを継続的にしっかりさせることに尽きるのではないでしょうか。

 私は高橋優投手がたとえ自主的にやったとしても、この時期に投げ込みが必要だったのか懐疑的です。それは隠れ疲労の存在でスタミナが損なわれていた可能性です。疲れていてもそれを上回る意欲、達成感があると疲労感を消し去ります。βエンドルフィン、ドーパミンなどが脳の中に出てくると疲労感を容易に消し去ることができます。疲労感を感じると間脳から前頭葉にサインが送られ、疲労感を感じ、疲れたから休めというアラームが届きます。やる気にあふれていたり、何かに夢中になっていたりすると快感物質が分泌されます。そのため、疲れたから休めという体のアラームを無視し、今回の投げ込みのように休養をとらないまま投げ続けてますます疲れたのではないでしょうか。隠れ疲労は日ごろから強い疲労感を訴えていることが意外と少ないと言われます。そろそろ開幕というところで、精神的にも疲労感無き疲労が静かに進行、蓄積し、オープン戦で疲れからスタミナがなくなり、さらに投げ込みが加わり今回の故障へ至ったと考えられるのではないでしょうか。この時期に140球投げたからスタミナが回復するとはとても思えません。巨人は大リーグ式の投手の調整方法を取り入れ、投げ込みも制限していたと聞いています。今回はその中での故障です。人間は肉体だけでできているわけではなく、脳、内臓、骨、筋肉など体のすべてが健康でないとパフォーマンスは最大にはなりません。早稲田大学ラグビー部もビッグデータと綿密な体調チェックで選手をサポートしていくとのことも聞きました。巨人軍首脳も、その時々で精神論・肉体論に偏らず、それぞれの選手が最大の活躍ができるよう、一貫した素晴らしい調整方法を指導してほしいと思います。もちろん、私は記事などからの推測でものを言っているだけで、真実はどこにあるのかわかりませんが。

 

素質と育成

 人は遺伝子か環境か、生まれか育ちかではなく、その両方が絶えず影響を及ぼしあいながら成長発達していくと考えられています。さらに言えば、遺伝子は自らがうまく機能するように環境と作用しあい、受胎時に決められた塩基配列の変化を伴わなくても、その後の遺伝子の発現の制御が行われると考えられています(エピジェネティクス)。最近育成の上手なチーム、下手なチームという論点をよく見ます。活躍する選手となるには、プロ野球選手の子供であるというような遺伝子だけで決まるのではなく、生後の環境、経験などに加え訓練、努力にも影響されると考えられ、活躍する選手を育成するためには適切な環境からの働きかけと環境からの本人への影響の度合い、本人の感受性などもとても重要と考えられます。

 ドラフト会議にかかる頃にはすでにかなりの環境因子が関わっていて、同じような選手であっても環境が悪ければ、全く泣かず飛ばずで既に選手をやめているということもあり得るわけです。イチロー選手の振り子打法仰木監督は直さず、彼のやりやすいように育成したとも聞いており、そのような環境がなければあれほど早く大リーグで活躍することはなかったかもしれません。日ハムの栗山監督が巨人の大田選手の素質が埋もれていることを嘆きトレードに結びつき、年々成績を伸ばしていることも知られていますね。巨人の大城選手は一卵性双生児のようですが、お二人とも野球選手であったにも関わらず、巨人の大城選手のみプロ野球選手になっています。もともとの遺伝子は同じでしょうから、環境との関わり合いの違いでやはり違いが出てきたのだと思います。

 これらのことから、素質だけでなく監督やコーチの育成力+本人の努力・訓練などが違っているためにこのような違いが出てくるのは間違いないですね。それぞれ違った素質を持った選手をいかに伸ばしていくかがチームを強くする鍵ということです。名監督、名コーチはそれぞれ性格・特徴・今までの環境との関わり合いなどを含めた選手の素質を見抜き、各人にあった育成法を考えるべきであり、どの選手も同じやり方で指導すると、そのやり方で伸びる選手しか伸びません。確かに一人でも名球会に入れるほどの大選手に育成できれば名監督・名コーチと言えるのかもしれませんが、やはり真の名監督・名コーチと言われるには、彼らのもとで活躍する選手を多数育成し、その中で偉大な選手も出ていることが条件でしょうね。亡くなられた野村監督はやはりその筆頭に上がる人だと思います。野村再生工場も使い、その時は埋もれて活躍できなかった選手を再生し、何度も優勝したことは皆さんが知られているとおりです。私は巨人の監督・コーチ陣が真の名監督・名コーチとなり、これから我々を何度も楽しませてくれることを願ってやみません。

新鮮力と新戦力

 オープン戦も始まり、各球団の戦力や調整具合はどうか気になるプロ野球ファンの方は多いのではないかと思います。

 今年の巨人軍は、かなり調整が早いようですし、例年に比べると今から始まってもペナントレースの試合になるぐらいのペースで仕上がっているなと感じます。投手ではたくさんの若い選手が登板していますし、野手も同様ですね。昨日の試合では投手では田口投手や沼田投手、野手では増田大選手や湯浅選手、中島選手が目立っていたのかなと思います。その中で中島選手ですが、これまでのところかつての輝きを取り戻しているように思います。「うまくなる余地はまだたくさんある」とコメントされたようですが、ベテランでもこのように考えないとプロ野球では生き残っていけないのだろうなと思います。そういう意味では昨年ドラフトで入ってきた新人のような「新鮮さ」を取り戻したことが、今年の好調につながっているのでしょうね。ドラフトに入ったばかりの頃は若さという新鮮さだけで皆の刺激になりますが、年を重ねるにつれ、一軍の戦力、それに近い存在になっていかないと周りの選手によい刺激を与えられません。阿部二軍監督が厳しい方針を打ち出しているように、中途半端でいると3軍に落とされたり、出場機会が極端に減ってくるのだろうと思います。中島選手のコメントは”新人のような気持ちに立ち返り、自分を再度鍛え上げた”ということが、これまでの結果につながっているのだと思います。ベテラン選手でありながらも、すでに周りに刺激を与える新鮮力になっており、ペナントレースで活躍すれば真の新戦力になったということになるのでしょう。毎年「もっとうまくなろう」と努力されているように見える菅野投手と同様、巨人軍の若い選手もお手本にすべきなのかなと思います。

 さてそれでは私が考える現在のジャイアンツの課題ですが、単純に考えると左投手、左打者の新戦力でしょうね。先発では高橋優投手、田口投手などがいますが、中継ぎでは高木、中川投手と昨年活躍している人しか今のところいません。戸根投手は未だ調整中のようですし、大江投手も調子が上がってこないようです。左打者では吉川尚選手は順調のようですが、山下航選手の名前が上がってきません。右投手は戸郷投手、沼田、高田、古川投手など、右打者は昨日の湯浅選手やモタ選手などの選手がしっかり力をつけているように感じられます。なかなかそこまでバランスよく選手がいないのかもしれませんが、育成・トレードなども駆使して戦力バランスも整えてほしいなと思います。

 

アピールと調整 -プロ野球キャンプ序盤ー

 忙しくて?長らく更新しておらず申し訳ありません。

 2月1日キャンプインして10日経ちますね。若手選手、実績のない選手にとっては紅白戦やブルペン、フリーバッティングなど毎日アピールの場だと思います。実戦形式で最もアピールできることは確かですが、ヘマをしても逆アピールになります。キャンプは調整の場であることも忘れてはなりません。

 すでに有力選手、新人のケガのニュースも飛び込んできています。このケガをした選手たちがすべて自己管理を怠ったとは言えませんし、チームの指導者の責任とは言えないものもあるでしょう。しかし究極的に言えばこれらの問題も多いのではないかと思います。ケガを恐れてアピールしないのは問題ですが、無理をすればケガをするのは当たり前です。休日返上で練習するのは結構ですが、目的のない「休日返上は働き者!」のアピールはやめたほうがよいと思います。

 では早期にアピールすべき選手は今の時期どうすればよいのか?まずは「前より本人の長所がさらに伸びているじゃない」と思わせることです。また一軍で使うには「ちょっとここが克服されていないと...」ということが改善されているかどうかも鍵だと思います。要するに自分を知って自分の長所・短所が何であるのか、まず己を知らないと一流選手にはなれないということです。一流の野球選手に何が必要なのか?残念ながら僕には一般的視野でしかわかりません。往年の名選手、名評論家野村克也さんの訃報を耳にして、本当にプロ野球界にとっては貴重な人材が亡くなられて大変ショックです。彼が書いたものを目にしていつも目から鱗、納得することばかりでした。野村さんならかなりの部分理解されていたのだろうなと思います。

 先日田淵幸一さんが、400勝ピッチャーの金田投手は姿勢がよかったが、昨年のロッテドラフト一位で体の柔らかい佐々木投手の姿勢がそれほどでもないと言われていました。私も姿勢が悪いので、改善しなければならないと思っていたところにこの発言を聞いてやはり姿勢の大事さを改めて認識しました。ロッテの佐々木投手がこれを耳にしているかどうかわかりませんが、大いに参考にすべきと思います。

 日本プロ野球最多安打の張本選手が言われていました。キャンプ序盤で騒がれている選手はあてにならないと。このように言われないよう、調整とアピールを高次元で行える選手を育て上げられるよう各球団のコーチや監督には素晴らしい指導を、選手たちにはゆるぎない自覚を培っていただきたいなと思います。偉そうに僭越な発言失礼いたしました。